こぞっ‐て【挙って】
[副]《「こぞりて」の音変化》一人も残らず。全員で。「村中が—祭りを楽しむ」
去年(こぞ)の暦(こよみ)
何の役にも立たないもののたとえ。
こ‐ぞめ【濃染(め)】
色を濃く染めること。また、その染めた物。⇔薄染め。
こぞめ‐づき【濃染月/木染月】
《木々が色濃く染まる月の意から》陰暦8月の異称。《季 秋》
こぞり‐て【挙りて】
[副]残らずすべて。だれもかれも。こぞって。「世—信ぜず」〈栄花・疑ひ〉
こぞ・る【挙る】
[動ラ五(四)] 1 残らず集める。「精鋭を—・る」 2 ことごとく集まる。残らずそろう。→挙(こぞ)って「音に聞こゆる為朝(ためとも)見んとて—・り給ふ」〈古活字本保元・上〉