やま‐やま【山山】
[名]あちらこちらの山。多くの山。「—にこだまする」「甲斐の—を歩く」
[副] 1 たくさんあるさま。山ほど。「言いたいことは—ある」 2 実際はできないが、ぜひそうしたいと思うさま。「行き...
ねがい‐さげ【願い下げ】
1 願い出たことの取り消しを申し出ること。願書・訴訟などの下げ戻しを願うこと。 2 頼まれても断ること。「そんな話ならこちらから—だ」
なん・す
[動サ特活]《「なさります」の音変化「なさんす」がさらに音変化した語か。近世の遊里語》 1 「する」の尊敬語。なさいます。「お前はこちら枕に—・すかえ」〈洒・聖遊廓〉 2 (補助動詞)「お…なん...
しじ‐だいめいし【指示代名詞】
代名詞の一。人を指し示す代名詞(人代名詞)に対して、事物・場所・方角などを指し示すのに用いるものをいう。近称(「これ」「ここ」「こちら」など)、中称(「それ」「そこ」「そちら」など)、遠称(「あ...
そち‐こち【其方此方】
[代]指示代名詞。あちらこちら。あちこち。方々。「—を尋ねてみる」
[副] 1 あれこれ。「—する中、昼も過ぎた」 2 だいたい。かれこれ。「彼も、もう—四〇だろう」
そう‐ほう【双方】
1 関係するものの両方。あちらとこちら。「—の言い分をきく」 2 二つの方形。「—中円墳」
たたき‐かえ・す【叩き返す】
[動サ五(四)] 1 たたかれた仕返しに、こちらが相手をたたく。 2 たたき付けるようにして持ち主に返す。「そんなはした金は—・してやればいい」
題(だい)を出(だ)・す
こちらから注文をつけておく。「此の中の返報に、丸裸になっとなされ、恨みに存ぜぬ、と—・しておくからは」〈浮・禁短気・五〉
たたずみ‐あり・く【佇み歩く】
[動カ四]あちらこちらで立ち止まりながら歩く。「六波羅辺に—・いて聞きけれども」〈平家・三〉
すじり‐もじ・る【捩り捩る】
[動ラ五(四)] 1 曲がりくねる。乱れもつれる。「可笑しく葛藤(もつ)れた縁の糸の—・った間柄」〈二葉亭・浮雲〉 2 からだをひねって、くねらせる。「伸びあがりかがまりて、舞ふべきかぎり—・り...