ニヤーヤ【(梵)Nyāya】
インド六派哲学の学派の一。「ニヤーヤ‐スートラ(正理経)」を経典とし、ガウタマが開祖とされ、1世紀ごろ古代インドで成立したと推定される。それまでの論理学と自然哲学とを集大成したもの。ニヤーヤ学派...
にわ‐ぜきしょう【庭石菖】
アヤメ科の多年草。日当たりのよい草地にみられ、高さ10〜20センチ。葉は線形。5、6月ごろ、茎の頂の2枚の苞(ほう)の間から花柄を出し、紫色か白紫色の6弁花を開く。北米の原産。《季 夏》
ニューエージ‐ミュージック【new age music】
《「ニューエイジミュージック」とも》1980年代半ばごろから脚光を浴び始めた、アメリカ・カナダに端を発する新しい音楽カテゴリー。自然をテーマとし、精神的緊張をほぐして心に安らぎを与えることを求め...
にほんりょういき【日本霊異記】
平安前期の日本最古の仏教説話集。3巻。景戒(けいかい・きょうかい)著。弘仁14年(823)ごろ成立。異聞・因果談・発心談など116の説話を、日本風の漢文で記したもの。日本国現報善悪霊異記。霊異記...
にほんがいし【日本外史】
江戸後期の歴史書。22巻。頼山陽著。文政10年(1827)成立。天保7〜8年(1836〜37)ごろ刊。源平二氏以降徳川氏までの武家の興亡を、漢文体で記したもの。
にほん‐かわうそ【日本川獺】
カワウソの一種。かつて日本に広く分布したが、明治時代末ごろから頭数が激減。特別天然記念物に指定され、四国の一部で生息が確認されていた。しかし、昭和54年(1979)以降の目撃情報がないことから、...
にほん‐じん【日本人】
1 日本国の国民。日本の国籍をもつ人。にっぽんじん。 2 人類学的分類で、モンゴロイドの一。形態的には中身長で、黄色の皮膚、黒色・直毛の毛髪をもち、虹彩は黒褐色。日本語を用いる。にっぽんじん。
にほんこくげんざいしょもくろく【日本国見在書目録】
平安前期の漢籍目録。1巻。藤原佐世(すけよ)撰。寛平3年(891)ごろの成立か。当時日本にあった漢籍1万6790巻を部門別に分類し、書名・巻数・著者名などを記したもの。
にほん‐とう【日本刀】
日本固有の方法で作られた刀剣の総称。軟らかい鉄を芯(しん)(心鉄(しんがね))として硬い鋼(はがね)(皮鉄(かわがね))で包む独特の鍛造法が用いられ、切れ味と造形的均整美にすぐれたものが多い。慶...
にほんゆうしゅうき【日本幽囚記】
文化8年(1811)千島列島に来航したロシア帝国軍人ゴロブニンの2年3か月余にわたる日本幽閉中の手記。1巻。1816年刊。文政年間(1818〜1830)に「遭厄日本紀事」、明治27年(1894)...