さいぼうない‐しょうか【細胞内消化】
細胞内に直接食物を取り込んで消化すること。白血球・マクロファージや、アメーバ、海綿動物の変形細胞、腔腸動物の上皮細胞などでみられる。
さいぼうない‐しょうきかん【細胞内小器官】
⇒細胞小器官
さいぼう‐ばいよう【細胞培養】
多細胞生物の器官・組織片から分離した細胞を培養液中で増殖させること。組織培養の一種。
さいぼうばいよう‐ワクチン【細胞培養ワクチン】
細胞培養によって製造されたワクチン。哺乳動物や昆虫の細胞を使って、ワクチンの製造に必要なウイルスを培養する。大量のワクチンを短期間に製造できるため、インフルエンザの大流行に備えて製造施設の整備が...
さいぼう‐ばん【細胞板】
植物の細胞分裂の際、その終期に二つの娘細胞間にできる隔膜。分裂後、隔膜にセルロースが沈着することで、細胞壁となる。
さいぼう‐ファイバー【細胞ファイバー】
細胞を培養し、ひも状にしたもの。アルギン酸カルシウムなどのヒドロゲルによるチューブの内部に細胞を閉じ込めて培養し、のちにゲルを溶かすことで得られる。細胞外基質も含まれ、細胞組織を長期間維持できる...
さいぼう‐ふうにゅうたい【細胞封入体】
⇒封入体
さいぼう‐ぶんかくほう【細胞分画法】
細胞を破壊し、細胞核、ミトコンドリア、リソソームなどの細胞小器官を分離して調べること。
さいぼう‐ぶんれつ【細胞分裂】
細胞の増殖方法で、1個の母細胞から2個以上の娘細胞(じょうさいぼう)に分かれる現象。核分裂とそれに続く細胞質の分裂からなる。分裂のしかたには有糸分裂と無糸分裂とがあり、有糸分裂には減数分裂と体細...
さいぼう‐へき【細胞壁】
植物・菌類・細菌の細胞の最も外側の、主にセルロース・ペクチンからなる丈夫な膜。後形質からなり、成長する組織では長く伸びる。