さか・う【逆ふ】
[動ハ四] 1 さからう。そむく。従わない。「かの妻、もとより腹悪しくて、常に夫の気に—・へり」〈仮・伊曽保〉 2 敵対する。はむかう。「今一度—・ふべしとて」〈著聞集・一〇〉 3 さかさにな...
さか・う【境ふ/界ふ】
[動ハ四]境を決める。限る。区切る。「後ろは山により、前は水を—・ふ事にてこそあるに」〈太平記・一九〉
さか・う【栄ふ】
[動ハ下二]《「さか(栄)ゆ」の音変化。鎌倉、室町時代以降用いられた》「さか(栄)える」に同じ。「—・ふべき四方(よも)の草木のかぞいろはこの春雨や世におほふらん」〈夫木・三〉
さか‐うえ【坂上】
坂をのぼりきった所。坂の上。⇔坂下。
さかうえいせき‐の‐どぐう【坂上遺跡の土偶】
昭和49年(1974)、八ヶ岳の南西麓に位置する坂上遺跡からほぼ完全形で出土した土偶。先のとがった短い腕を左右に広げた姿の立像土偶で、高さは23.3センチと大形。縄文時代中期後半につくられた同様...
ぎゃく‐うち【逆打ち】
四国八十八箇所巡礼で、香川県さぬき市の第88番札所大窪寺を出発して四国を左回りに、徳島県鳴門市の第1番札所霊山寺(りょうぜんじ)へと巡ること。→順打ち [補説]閏(うるう)年に逆打ちをすると巡礼...
さか‐うち【逆討ち】
敵を討とうとして逆に討たれること。返り討ち。「—を食らう」
さか‐うち【逆撃ち】
主として飛行機に対する射撃方法。あおむけに寝た姿勢で撃つ。
さか‐うま【逆馬】
1 馬に後ろ向きに乗ること。「敵に後ろを見えじとや思ひけん、玄光は—に乗ってぞはせたりける」〈平治・下〉 2 意に反して逆の成り行きになること。「叩き出せぶち出せと、いふ程—横車」〈浄・仏御前〉...
さか‐うらみ【逆恨み】
[名](スル) 1 こちらが恨みに思っていいはずの人から逆に恨まれること。「—を受けるいわれはない」 2 人の好意を曲解して、逆に恨むこと。また、筋違いなことを理由に人を恨むこと。「親切のつもり...