とく【疾く】
《形容詞「と(疾)し」の連用形》 1 すぐに。急いで。「その窓の戸—さしてよ」〈鴎外・文づかひ〉 2 時間的にさかのぼった時点で。ずっと以前に。「(名刺ヲ)—用意をして居たらしい」〈鏡花・婦系...
ドクサ【(ギリシャ)doxa】
プラトンが、イデアによる知識であるエピステーメーに対し、一段下の感覚による知識(根拠のない主観的信念)をさして呼んだ語。臆見(おっけん)。思い做(な)し。
ドリーム‐チーム【dream team】
スポーツで、特別に優れた選手や花形選手を集めて結成したチーム。夢のチーム。 [補説]スポーツ以外の分野でも、優秀な人材による集団をさしてよぶことがある。
とん‐だ
[連体]話し手の判断の範囲を越えていることをさしていう。 1 意外な。思いのほかの。「—長居を致しました」 2 とりかえしのつかない。こまった。「—失敗をしでかした」 3 道理にはずれた。よく...
とう‐わ【唐話】
江戸時代、中国語をさしていった語。「—学」
なま‐じい【憖】
[形動][文][ナリ] 1 「なまじ
」に同じ。「—に御器量好しだの美人だの云われた丈に」〈蘆花・自然と人生〉 2 そうするのは無理なのにあえてするさま。「物思ふと人に見えじと—に常に思へりあ...
ななし‐の‐ごんべえ【名無しの権兵衛】
名のわからない人や物をさして、たわむれていう語。
なに‐ごと【何事】
1 どのような事柄。どんなこと。「—によらず命令に従う」「突然の銃声は—か」 2 (多く「も」を伴って)あらゆること。万事。「—も辞さない」「—も運を天にまかせる」 3 (相手をとがめる気持ちで...
なつそ‐びく【夏麻引く】
[枕] 1 夏麻を畑の畝から引く、麻を績(う)むなどの意から、「う」「うな」に掛かるといわれる。「—宇奈比(うなひ)をさして飛ぶ鳥の」〈万・三三八一〉 2 麻の糸(い)の意から、「命(いのち)」...
ない‐ち【内地】
1 一国の領土内の土地。国内。 2 もと樺太(からふと)・千島列島・朝鮮・琉球・台湾などに対して、日本の本来の領土である本州・四国・九州・北海道。本土。「—へ引き揚げる」⇔外地。 3 北海道や沖...