き‐まえ【気前】
1 さっぱりした気性。特に、金銭などを出し惜しみしない性質。「—よく金を出す」「—を見せる」 2 気だて。心だて。「—が悪い」
け‐ぎよ・し【気清し】
[形ク]清らかでさっぱりした感じである。「—・う申し出でられぬは、いかなるぞ」〈枕・二三〉
こうふう‐せいげつ【光風霽月】
《「宋史」周敦頤伝から》さわやかな風とさえわたった月。黄庭堅(こうていけん)が周敦頤(しゅうとんい)の人柄をほめた言葉で、性質がさっぱりとしていて、わだかまりがないこと。
き‐しょう【気性】
[名]生まれつきの性質。気質。きだて。気象。「—が激しい」「さっぱりとした—」 [形動]性質がしっかりしているさま。気が強いさま。「—な奴だ、心配いたすな」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
さっくり
[副](スル) 1 ごく簡単に切れたり割れたりするさま。「ビスケットが—(と)割れる」「長い安寿の髪が、鋭い鎌の一掻に—切れた」〈鴎外・山椒大夫〉 2 率直で好感が持てるさま。あっさりしているさ...
さっ‐さつ【颯颯】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 風が音を立てて吹くさま。「風は—と冷く吹いて」〈鏡花・註文帳〉 2 人柄などが、さっぱりしたさわやかな印象を与えるさま。「心事を丸出にして—と応接す可し」〈福...
こないだ【此間】
《「このあいだ」の音変化》 1 先日。先ごろ。副詞的にも用いる。「—はお世話になりました」「—会ったばかり」 2 近ごろ。最近。「—は薩張(さっぱり)お見限りですネ」〈二葉亭・浮雲〉
五月(さつき)の鯉(こい)の吹(ふ)き流(なが)し
《鯉幟(こいのぼり)は、口を大きくあけているが腹の中は空であるところから》心がさっぱりとしていてわだかまりのないこと。また、口先だけで胆力のないこと。
こ‐たん【枯淡】
[名・形動] 1 人柄・性質などがあっさりしていて、しつこくないこと。世俗的な名利にとらわれないで、さっぱりしていること。また、そのさま。「—な(の)境地」 2 書画・文章などに俗っぽさがぬけ、...
心地(ここち)行(ゆ)・く
気分がさっぱりとする。気持ちが晴れ晴れする。「鳥のさへづるほど、—・き、めでたき朝ぼらけなり」〈源・絵合〉