され‐ば【然れば】
《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》 [接] 1 前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。「—賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て...
されば‐いな【然ればいな】
[連語]《「いな」は終助詞》女性が応答するときの語。そうですとも。さればいの。「—、その文見ると嬉しうて」〈浄・生玉心中〉
されば‐こそ【然ればこそ】
[連語] 1 そうだからこそ。それだから。「—あのとき注意したのだ」 2 予想が的中したときに用いる語。案の定。やっぱり。「—、行綱はまことを言ひけり」〈平家・二〉
然(さ)ればと言(い)って
そうは言うものの。とは言っても。「医療費はかかるが、—放ってはおけない」
されば‐よ【然ればよ】
[連語]思ったとおりだ。案の定だ。それごらん。「あさましくもあるかな。—。思ひ寄らぬことにはあらねど」〈源・少女〉
され‐まつ【曝れ松】
丈が低く、枝葉が茂り、古木のように見える松。盆栽にする。天目松(てんもくまつ)。
さ・れる
[動ラ下一][文]さ・る[ラ下二]《動詞「する」の未然形+助動詞「れる」から》 1 「する」の尊敬の意を表す語。「先生が旅行を—・れるそうだ」 2 「する」の受身の意を表す語。「子供にいたずらを...
さ・れる【曝れる】
[動ラ下一][文]さ・る[ラ下二]長い間、風雨や太陽にさらされて、色あせたり朽ちたりする。「動物の骸骨でも見るように白く—・れていた」〈藤村・嵐〉
サレルノ【Salerno】
イタリア南部、カンパニア州の都市。サレルノ湾北部、アマルフィ海岸の東端に位置する。紀元前2世紀に古代ローマ人が築いた町(ラテン語名はサレルヌム)に起源する。9世紀に、自治権をもつサレルノ公国の首...
サレルノ‐だいせいどう【サレルノ大聖堂】
《Cattedrale di Salerno》イタリア南部、カンパニア州の都市サレルノにあるロマネスク様式の大聖堂。11世紀、ノルマン出身の騎士ロベルト=グイスカルドにより建造された。17世紀か...