けぶり【煙/烟】
《「けむり」の古形》 1 「けむり1」に同じ。「汽車はしきりに—を吐きつつある」〈漱石・虞美人草〉 2 「けむり2」に同じ。「霜いと白うおける朝、遣水より—の立つこそをかしけれ」〈徒然・一九〉 ...
け‐のぼ・る【気上る】
[動ラ四]のぼせる。上気する。「—・りて苦しき病あれば」〈読・雨月・蛇性の婬〉
けん‐けん【眷眷/睠睠】
[ト・タル][文][形動タリ]しきりに心がひかれるさま。ひたすら恋い慕うさま。「—として慕える念をば」〈逍遥・小説神髄〉
けずり‐ひ【削り氷】
氷を削ったもの。「—に甘葛(あまづら)入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」〈枕・四二〉
げすげす・し【下種下種し】
[形シク]ひどく下品である。見るからに卑しい。「いとむくつけく—・しき女とおぼして」〈源・東屋〉
げつ【刖】
古代中国の五刑の一。足を切断する刑。あしきり。
けつえき‐しきそ【血液色素】
⇒血色素(けっしきそ)
けん‐ぎょ【県魚】
各都道府県で、郷土を代表するものとして選び定められた魚介。秋田県のハタハタ、高知県のカツオなど。 [補説]県魚一覧(選定している県)青森 ヒラメ岩手 ナンブサケ秋田 ハタハタ山形 サクラマス茨城...
げんじょうらく【還城楽】
雅楽の舞曲。唐楽。太食(たいしき)調で、古楽。舞は一人による走舞(はしりまい)。怪奇な面をつけ、桴(ばち)を持ち、作り物の蛇を捕らえて勇壮に舞う。一説に、西域の人が好物の蛇を見つけて喜ぶさまを写...
こうぐ‐うり【香具売り】
香具を売り歩く人。江戸時代には、そのかたわら男色を売る者もあった。「見るほど美しき風情なり。これなん—と申す」〈浮・一代男・二〉