しょう‐くくり【上括り】
指貫(さしぬき)または狩袴(かりばかま)などの裾をひざの下でくくること。非常の際に行う。⇔下括(げぐく)り。
しのは◦ゆ【偲はゆ】
[連語]《動詞「しの(偲)ふ」の未然形+自発の助動詞「ゆ」》しのばれる。自然に思い出される。しぬはゆ。「大伴(おほとも)の高師(たかし)の浜の松が根を枕(まくら)き寝(ぬ)れど家し—◦ゆ」〈万・六六〉
し‐せん【私賤】
律令制で、私有の賤民。家人(けにん)と私奴婢(しぬひ)をいう。⇔官賤。
信(しん)を致(いた)・す
深く信心する。「深く—・しぬれば、かかる徳もありけるにこそ」〈徒然・六八〉
しぬ・ぶ【偲ぶ】
[動バ四] 1 《「しの(偲)ぶ」の音変化。上代は「しぬふ」》「しの(偲)ぶ1」に同じ。「瓜食(は)めば子ども思ほゆ栗食めばまして—・はゆ」〈万・八〇二〉 2 《江戸時代に万葉仮名の「の」の読...
サントニーニョ‐きょうかい【サントニーニョ教会】
《Santo Nio Curch》フィリピン中央部、セブ島の都市セブにあるローマカトリックの教会。1565年に創設。同国最古の教会の一つ。教会名の由来となった守護神である幼子イエスの像があり、毎...
ささ‐や【笹屋】
笹ぶきの小屋。「わが恋は賤(しづ)の—の苫(とま)を荒らみ漏りやしぬらん時雨降る頃」〈万代・九〉
さし‐こ【差袴/指袴/指子】
指貫(さしぬき)の裾を短くして足首までとし、くくりを入れない袴(はかま)。近世以降、公家が指貫の代わりに用いた。
さし‐ぐみ
《動詞「さしぐむ(差し含む)」から。多く「に」を伴って副詞的に用いる》不意であること。突然に現れること。だしぬけ。「—に古物語にかかづらひて夜を明かし果てむも」〈源・橋姫〉
さしぬき‐の‐はかま【指貫の袴】
⇒指貫(さしぬき)