かき‐すさ・む【書き遊む】
[動マ四]「かきすさぶ」に同じ。「筆さしぬらして—・み給ふほどに」〈源・初音〉
壁(かべ)に馬(うま)を乗(の)り掛(か)・ける
だしぬけに、または強引に物事を行うことのたとえ。また、そのために当惑することのたとえ。壁に馬。
かき‐いだから・う【掻き抱からふ】
[動ハ四]抱き合う。「わが妻、この童(わらは)と二人—・ひて臥しぬ」〈今昔・三一・九〉
かみ‐あが・る【神上がる】
[動ラ四] 1 「かむあがる」に同じ。「後に久しくましまして彦火火出見尊—・りましぬ」〈神代紀・下〉 2 巫女(みこ)に乗り移っていた神霊が巫女から離れて天に上る。「うなり声を引て—・る」〈滑・...
かき‐こ・す【書き越す】
[動サ四]書いてよこす。「初通(しょつう)よりして文章、命も取るほどに、次第次第に—・しぬ」〈浮・一代女・一〉
が【俄】
[人名用漢字] [音]ガ(呉)(漢) [訓]にわか 〈ガ〉だしぬけ。急に。「俄然」 〈にわか〉「俄雨」 [難読]俄羅斯(オロス)(ロシア)
うち‐つけ【打(ち)付け】
[形動][文][ナリ] 1 物事が急に進むさま。また、急に行動をしたりするさま。いきなり。だしぬけ。突然。「お勢の袖を扣(ひか)えて—に掻口説(かきくど)く外、他に仕方もないが」〈二葉亭・浮雲〉...
うねび‐やま【畝傍山】
橿原市北西部にある山。標高199メートル。耳成山(みみなしやま)・天香具山(あまのかぐやま)とともに大和三山という。[歌枕]「大空に雁ぞなくなる—御垣原(みかきがはら)にもみぢしぬらし」〈夫木・一五〉
うな‐め【畦目】
鎧(よろい)の菱縫(ひしぬい)の板の装飾として、威(おどし)の毛引(けびき)と菱縫の間をうねのようにからげたもの。うなめぬい。
えびす【恵比須/夷/戎/恵比寿/蛭子】
《「夷(えびす)」と同語源》古くは豊漁の神。のち七福神の一人として、生業を守り、福をもたらす神。狩衣(かりぎぬ)・指貫(さしぬき)・風折烏帽子(かざおりえぼし)をつけ、右手に釣りざおを持ち、左わ...