しも‐くち【霜朽ち】
しもやけ。また、ひび、あかぎれ。「—まじなはむ」〈かげろふ・中〉
しも‐ぐち【下口】
後ろにある出入り口。裏口。「局(つぼね)の—辺にたたずんで聞けば」〈平家・一〇〉
しも‐ぐもり【霜曇(り)】
霜の置くような寒い夜や朝に空が曇ること。「或—に曇った朝」〈芥川・玄鶴山房〉
しも‐けいし【下家司】
《「しもげいし」とも》家司の中で下級の者。
しも‐けし【霜消し】
《霜の降りた夜の寒さを消す意から》酒を飲むこと。
しも・げる【霜げる】
[動ガ下一] 1 野菜などが寒気や霜などで凍って傷む。「—・げた大根」 2 貧相になる。「小躯(こづくり)で痩過ぎた所は、何と無く—・げている」〈紅葉・多情多恨〉
しも‐ごえ【下肥】
人間の大小便を肥料にしたもの。
しも‐ごしょ【下御所】
将軍家または大臣家以上の公卿の家で、隠居した者が数人いる場合、その年の若い者。→上(かみ)御所 →中(なか)御所
四(し)も五(ご)も
(下に打消しの語を伴って用いる)なんでもかでも。なにもかも。「—構はぬ男ども」〈浮・諸艶大鑑・八〉
しもさか【下坂】
室町末期、近江(おうみ)国下坂(滋賀県大津市)に住んでいた刀工の一派。また、その製作した刀。のち、越前に移住。→康継(やすつぐ)