じゅうさんだい‐しゅう【十三代集】
二十一代集のうち、初めの八代集を除いた勅撰和歌集。鎌倉・室町時代にできた、新勅撰・続(しょく)後撰・続古今・続拾遺・新後撰・玉葉・続千載・続後拾遺・風雅・新千載・新拾遺・新後拾遺・新続古今の13集。
じゅうさん‐づか【十三塚】
峠道や村境などに、数個または十数個に及ぶ塚が並んでいるもの。そのうちの一つが特に大きく、これを大将塚・将軍塚と呼んだり、戦士の一団が埋められているなどと伝えるものが多いが、実体は未詳。
じゅうさん‐ななつ【十三七つ】
《「お月さまいくつ、十三七つ、まだ年あ若いな」というわらべ歌から》十三夜の七つ時(4時ごろ)の、出たばかりの月のことで、まだ若いの意。
じゅうさんにんのしかく【十三人の刺客】
工藤栄一監督による映画の題名。昭和38年(1963)公開。暴虐な藩主の暗殺指令を受けた刺客たちの戦いを描く集団抗争時代劇。出演、片岡千恵蔵、里見浩太朗、嵐寛寿郎ほか。
三池崇史監督による
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じゅうさんにんのしゅら【十三人の修羅】
古川薫による歴史小説。英国公使館焼き打ち事件に参加した長州藩士、瓜生慎蔵を主人公に、幕末の動乱を描く。昭和52年(1977)刊行。直木賞候補作。
じゅうさんねん‐ぜみ【十三年蝉】
周期ゼミの一。13年ごとに発生する。
じゅうさんばんめのペルソナいそら【十三番目の人格ISOLA】
貴志祐介の小説。平成8年(1996)、第3回日本ホラー小説大賞で長編賞佳作を受賞した著者のデビュー作。受賞時のタイトルは「ISOLA」。阪神・淡路大震災と多重人格を主題とする。平成12年(200...
じゅうさん‐ぶつ【十三仏】
年忌追善に際し、初七日から三十三回忌までの13回に配当して供養する仏・菩薩(ぼさつ)。南北朝時代に成立した信仰。
じゅうさん‐まいり【十三参り】
京都地方で、陰暦3月13日(現在は4月13日)に、13歳の少年・少女が知恵を授かるため、嵯峨法輪寺の虚空蔵(こくうぞう)に参詣すること。もとは境内で売っている13品の菓子を買い、虚空蔵に供えたの...
じゅうさん‐めいか【十三名家】
公家の中で、大納言まで昇進できる家柄。日野・広橋・烏丸・柳原・竹屋・裏松・甘露寺・葉室・勧修寺(かんじゅじ)・万里小路(までのこうじ)・清閑寺・中御門(なかみかど)・坊城の各家の総称。十三家。