せ‐がい【船枻】
1 和船の両側の舷(げん)に渡した板。櫓を漕いだり棹をさしたりするところ。 2 口の縁が1の形をした香炉や盆。
せ‐がい【世外】
俗世間をはなれた所。また、世俗を脱した境遇。「—の功名心の為に、流俗の嗜慾(しよく)を遠ざけている」〈漱石・三四郎〉
せがい‐いん【清和井院】
⇒清和院(せいわいん)
せ‐がえし【背返し】
古い着物を縫いなおすとき、前身頃(みごろ)の縫い込みを背の方へまわすこと。
せ‐がき【施餓鬼】
盂蘭盆(うらぼん)に寺などで、餓鬼道に落ちて飢餓に苦しむ無縁仏や生類(しょうるい)のために催す読経・供養。施餓鬼会(え)。《季 秋》「蜩や山の—の日盛に/白秋」
せがき‐ぶね【施餓鬼船】
水死人を供養する川施餓鬼のときに仕立てる船。《季 秋》
せ‐がしら【瀬頭】
緩やかな流れから、瀬になりかかって波が立ちはじめる所。⇔瀬尻。
せがみ‐た・てる【せがみ立てる】
[動タ下一][文]せがみた・つ[タ下二]しきりに頼み込む。盛んにねだる。「書生さん達は…、早く飯にしろと—・てるに違いない」〈有島・星座〉
せが・む
[動マ五(四)] 1 無理に頼む。しつこくねだる。「母に小遣いを—・む」 2 責めしかる。非難し苦しめる。「今—・みさいなむ事、いと見苦しかるべき事なり」〈十訓抄・七〉 →強請(ねだ)る[用法]
せがれ【倅/悴】
1 自分の息子をへりくだっていう語。「—をよろしく願います」 2 他人の息子をくだけていう語。また、子供や若輩の者をさしていう語。「高校生の—がいるそうだ」 3 陰茎の俗称。 [補説]1・2は、...