せっ‐ぱ【切羽】
1 刀の鐔(つば)の表裏が、それぞれ柄(つか)と鞘(さや)に接する部分に添える薄い金具。 2 差し迫っていること。また、その場面。急場。どたん場。「生きる死ぬるの—ぞと」〈浄・五枚羽子板〉
せっ‐ぱ【浙派】
中国、明代の画派。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)出身の戴進に始まる、南宋院体画の流れをくむ職業画家の系譜。呉派に対していう。→北宗画
せっ‐ぱ【説破】
[名](スル)ときふせること。言い負かすこと。「邪説を—する」
せっ‐ぱく【切迫】
[名](スル) 1 期日などが間近に迫ること。「返済期限が—する」 2 緊張した状態になること。逃げ場のない追いつめられた状態になること。「経済情勢が—する」 3 呼吸や脈が、小刻みに速くなるこ...
せっ‐ぱく【雪白】
[名・形動] 1 雪のように白いこと。まっ白であること。また、そのさま。「—なるに藍色の縁とりし品なり」〈独歩・わかれ〉 2 潔白であることのたとえ。
せっぱくせい‐にょうしっきん【切迫性尿失禁】
抑えがたい強い尿意が急に起こり、尿が漏れてしまう状態。膀胱(ぼうこう)の筋肉が過剰に活動したり、収縮力が弱くなったりすることが原因とされ、高齢者に多くみられる。治療には膀胱の緊張を緩める薬などが...
せっぱく‐そうざん【切迫早産】
妊娠22週から36週までに子宮収縮・出血・子宮口の開大などがみられ、早産に至る危険性が高い状態をいう。
せっぱく‐りゅうざん【切迫流産】
流産が始まりかけている状態。
せっぱ‐つま・る【切羽詰(ま)る】
[動ラ五(四)]ある事態などが間近に迫ってどうにもならなくなる。身動きがとれなくなる。「—・って上司に泣きつく」
せっぱ‐はばき【切羽鎺】
《「切羽」も「鎺」も、刀剣の鍔元(つばもと)の金具の名。刀に手をかけて談判するところから》ひざづめ談判をすること。「さっきにから—する通り、銀(かね)渡したら御損であらう」〈浄・歌念仏〉