せついっさい‐うぶ【説一切有部】
部派仏教(ぶはぶっきょう)20部のうちの一派。開祖は迦多衍尼子(かたえんにし)。論を中心とし、生命の中心的な我は空であるが存在を構成する実体は在るなどと主張。一切有部。有部。
せつ‐いん【切韻】
漢字の発音を知る方法の一。漢字2字を用いて1字の音をつづり出すこと。反切。悉曇学(しったんがく)でいう反音にあたる。 [補説]書名別項。→切韻
せついん【切韻】
中国隋代の音韻字書。5巻。陸法言らの著。601年刊。のちの「広韻」「唐韻」のもとになった。
せつ‐いん【雪隠】
便所。かわや。東司(とうす)。せっちん。
せつ‐えい【拙詠】
へたな詩歌。また、自分の詩歌をへりくだっていう語。
せつ‐えい【設営】
[名](スル)施設・建物・会場などを前もって設備し、準備すること。「ベースキャンプを—する」
せつ‐えん【雪冤】
[名](スル)無実の罪であることを明らかにすること。「—し潔白になる」
せつ‐えん【節煙】
[名](スル)タバコをのむ量を減らすこと。「健康を考えて—する」
せつ‐がい【殺害】
[名](スル)「さつがい(殺害)」に同じ。「英人二名を—し」〈染崎延房・近世紀聞〉
せつ‐がい【雪害】
多量の積雪やなだれによって、交通・家屋・農作物などが受ける被害。