ひこ‐ずら・う【引こづらふ】
[動ハ四] 1 「ひこじろう」に同じ。「押そぶらひ我が立たせれば—・ひ我が立たせれば」〈記・上・歌謡〉 2 つかむ。つかむようにする。からませる。「台には八竜を—・はせたるが」〈太平記・三六〉
ひこ‐つか・す
[動サ四]ひくひくと動かす。「かばやきの匂ひに、ふたりは鼻のさきを—・して」〈滑・膝栗毛・二〉
[動サ下二]「ひこつかせる」の文語形。
ひ‐ごうし【火格子】
ボイラーや炉の焚口(たきぐち)と火堰(ひぜき)との間に設け、固体燃料をのせる格子状の装置。ロストル。
ひざ【膝】
1 ももとすねとの境の関節部の前面。ひざがしら。「—をすりむく」「—まで水につかる」 2 座ったときの、ももの上側にあたる部分。「荷物を—にのせる」
ひざ‐ぐみ【膝組(み)】
1 膝を組むこと。あぐらをかくこと。 2 膝を突き合わせること。対座すること。「小説家志願の新聞配達と—で交際(つきあ)いおるが」〈魯庵・社会百面相〉
ひざ‐づめ【膝詰(め)】
膝と膝とを突き合わせること。相手に強く詰め寄ること。「—で交渉する」
ひ‐ざら【火皿】
1 その上で火を燃やすための皿。 2 キセル・パイプのタバコの葉を詰めるところ。 3 こんろや暖炉・ストーブなどの、燃料をたく下に置く鉄の格子。さな。火格子。ロストル。 4 火縄銃の火薬を詰める...
ひし・ぐ【拉ぐ】
[動ガ五(四)] 1 押しつけてつぶす。「鬼をも—・ぐ怪力」 2 勢いをくじく。頓挫(とんざ)させる。「説諭(ときさと)して女の愚痴を—・ぎ」〈露伴・プラクリチ〉
[動ガ下二]「ひしげる」の...
ひし‐だい【菱台】
菱餅や菓子をのせる、菱形の台。
ひし‐と【緊と/犇と】
[副] 1 すきまなく密着するさま。しっかりと。ぴったりと。「—身を寄せる」「—抱きしめる」 2 深く心や身に感じるさま。「真心を—感じる」 3 強く押されて鳴るさま。「ぬばたまの夜はすがらにこ...