そこば‐く【若干/幾許】
[副] 1 いくらか。いくつか。そくばく。「運動費の—を寄附した事もあった」〈広津和郎・風雨強かるべし〉 「—選ばれたる人々に劣らず御覧ぜらる」〈宇津保・吹上下〉 2 数量の多いさま。たくさん。...
そこ‐ばなれ【底離れ】
景気が最悪の停滞期を脱し、上昇傾向に転じつつある状態。→底入れ →底割れ
そこ‐ひ【底翳/内障】
眼球内に障害があって物の見えなくなる病気。ひとみの色によって、白そこひ(白内障)・青そこひ(緑内障)・黒そこひ(黒内障)とよばれる。内障眼。→上翳(うわひ)
そこ‐びえ【底冷え】
[名](スル)からだのしんまで冷えること。また、そのように寒いこと。「—する夜」《季 冬》
そこ‐びかり【底光り】
[名](スル)奥底に光がひそんでいるように見えること。また、その光。深みのある人柄・技芸などについてもいう。「磨き込まれて—する床柱」「—のする渋い芸」
そこ‐びきあみ【底引(き)網/底曳き網】
引き網の一。袋網とその左右につく袖網(そであみ)、および引き綱とからなり、海底で網を引き回して底魚を捕る。
其処(そこ)へ行(ゆ)くと
そういう点からいうと。その点に関しては。「宮仕えは窮屈だ。—自営業は気楽だ」
其処(そこ)へ持(も)って来(き)て
さらに加えて。そのうえ。「雨がやまなかった。—風がひどく吹き出した」
そこ‐ほど【其処程】
[代]中称の指示代名詞。そこらあたり。そこら。「このごろの人の家の—にてぞありけんと覚え」〈徒然・七一〉
そこ‐ほん【底本】
「ていほん(底本)」に同じ。