そこぬけ‐じょうご【底抜け上戸】
非常な大酒飲み。酒豪。「そんならおれももう一盃やらう、と負けず劣らぬ—」〈滑・八笑人・初〉
そこぬけ‐やたい【底抜け屋台】
祭りなどのときに出す、床(ゆか)のない踊り屋台。周囲の囲いだけで、囃子方(はやしかた)はその中の地上に立って屋台とともに歩きながらはやしていく。
そこ‐ね【底値】
相場がいちばん低いときの値段。⇔天井値。
そこ・ねる【損ねる】
[動ナ下一][文]そこ・ぬ[ナ下二] 1 ㋐人の気持ちを傷つける。「機嫌を—・ねる」「感情を—・ねる」 ㋑からだの調子を悪くする。「働きすぎて健康を—・ねる」 2 ㋐物がこわれる。傷がつく。「私...
そこ‐のけ【其処退け】
1 「其方退(そっちの)け」に同じ。「もう勝負は—のありさまで」〈康成・抒情歌〉 2 名詞に付いて、それをしのぐほどりっぱであるということを表す。はだし。「本職—の腕前」
そこ‐はえなわ【底延縄】
タラなどの底魚をとるため、海底に固定する延縄。→延縄(はえなわ)
そこはか‐と
[副]《「其処(そこ)は彼(か)と」の意という》 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)どこそことはっきりとは。確かには。「悩み給ふさま—見えず」〈源・若菜下〉 2 何となく。あれやこれやと。「...
そこはかと‐な・い
[形][文]そこはかとな・し[ク]何となくある事が感じられるさま。どこがどうということでない。「—・く漂う香り」
そこ‐ば【若干/幾許】
[副]「そこばく」に同じ。「神(かむ)からや—貴き」〈万・三九八五〉
そこ‐ばい【底這い】
相場や景気で、下落した状況が続くこと。経済活動が低調のまま、その状態が続くこと。「当面の輸出は—が続く」「粗鉄生産、—の状況」