そん‐じょう
[語素]事物・場所・時・人などについて、具体的な名をあげずに示すのに用いる。「その」「それ」「いつ」「だれ」などの上に付いて、語の意味を強める。そんじょ。「その外は—その頸、その御頸」〈平家・一...
ただ…までだ
《「までだ」は、副助詞「まで」+断定の助動詞「だ」》事態はそれだけで、それ以外の事を考える必要はないという意味を表す。事態の成立が未来のとき、動作主体が話し手の場合は決意、話し手以外の場合は確認...
それ‐くらい【其れ位】
《「それぐらい」とも》その程度。物事の程度を軽んじたり強調したりするときにもいう。副詞的にも用いる。それだけ。そのくらい。「—のことでくよくよするな」「—勉強すれば十分だ」
それで‐いて
[接]前に述べた事柄とは、似つかわしくない事柄を次に述べる意を表す。それでいながら。それなのに。「腕は半人前、—料金は一人前にとるんだから」
それ‐そうおう【其れ相応】
[名・形動]それにふさわしいこと。それにつりあうこと。また、そのさま。其れ相当。「—な(の)礼はする」
それとなし‐に【其れと無しに】
[副]それとなく。それとはなしに。「—注意する」
それ‐まで【其れ迄】
1 時間・状態・動作などが限界に達したことを表す。それで終わり。「この条件でいやなら契約は—だ」「おしゃべりは—」 2 物事がある程度にまで達したことを表す。副詞的にも用いる。そんなにまで。それ...
それなり‐けり【其れなりけり】
《「なり」を助動詞「なり」ととって「けり」を添えたもの》そのままになってしまうこと。それきり。それなり。「舌喰ひ切る所存見えし時、縄ほどきて—に済みぬ」〈浮・諸艶大鑑・一〉
たじかん‐りろん【多時間理論】
量子力学と特殊相対性理論を結びつける際、空間と時間を同等に扱うために、粒子がそれぞれ固有の時間をもつとする理論。英国の物理学者ディラックが提唱。昭和18年(1943)、朝永振一郎は多時間理論を拡...
だて【立て】
[接尾] 1 名詞、動詞の連用形、形容詞の語幹などに付いて、取り立ててそのようなようすをする、実際以上にそれを誇示してみせようとする、などの意を表す。「かばい—」「賢(かしこ)—」「心安—」 2...