ぞう【贓】
[音]ゾウ(ザウ)(慣) 1 不正な手段で手に入れた物。盗品。盗品を隠す。「贓品・贓物」 2 賄賂(わいろ)を受け取る。「贓吏」
ぞう【族】
《「ぞく」の音変化》一族。また、子孫。「汝が—に、この国の守とはなさん」〈宇治拾遺・一五〉
ぞう【象】
長鼻目ゾウ科の哺乳類の総称。陸上動物では最大。頭部が巨大で、鼻は上唇とともに長く伸び、人間の手と同様の働きをする。上あごの門歯が伸びて牙(きば)となり、臼歯(きゅうし)は後ろから前へずれながら生...
ぞう【像】
1 物の形。人の姿。「障子に人の—が映る」「嘱望される青年の—」 2 神仏・人・鳥獣などの形をまねて描いたりつくったりしたもの。「観音の—」 3 物体から出た光線が鏡やレンズで反射または屈折して...
ぞう【増】
1 ますこと。ふえること。また、ふやすこと。「前年比30パーセントの—」「—ページ」⇔減。 2 能面の一。女神・天女または高貴な女性などに用いる、気品のある若い女性の面。増阿弥が創始したものとい...
ぞう【雑】
1 和歌で歌題の分類の一。四季・恋などの部に属さないもの。歌集では雑歌(ぞうか)、またはそれを集めた部をいう。 2 連歌・俳諧で、無季の付句。
ぞう【蔵】
所有していること。また、その物。「好事家の—にかかる浮世絵」「国立博物館—」
ぞう【贈】
[名]物をおくること。「A氏—の図書」 [接頭]官位を表す語に付いて、死後におくられたものであるという意を表す。「—正一位」
ぞう【臓】
はらわた。内臓。「心(しん)の—」
ぞう【判官】
「じょう(判官)」に同じ。「右近の—なる人の」〈源・藤裏葉〉