ごしん‐さん【御新さん】
「御新造(ごしんぞう)さん」を少しぞんざいにいった語。「—、宜敷(よろし)う御在いますか」〈荷風・夢の女〉
じい‐さん【祖父さん/爺さん】
1 (祖父さん)祖父(そふ)を親しんでいう語。 2 (爺さん)老年の男性をややぞんざいにいう語。親しみ、また、軽い敬意をこめて用いる。
こ‐いつ【此奴】
[代]《「こやつ」の音変化》 1 三人称の人代名詞。話題になっている人を軽んじ、ののしったり親しみをこめたりしていう。「だって—が先にやったんだもん」 2 近称の指示代名詞。「これ」のぞんざいな...
けつか・る
[動ラ五(四)] 1 「居る」「ある」などのぞんざいな言い方。人の動作を卑しめていう。いやがる。「おいらが仲間におのれがやうな奴が—・るが、唐人組の名折れぢゃ」〈伎・韓人漢文〉 2 (補助動詞)...
あば‐よ
[感]「さようなら」のぞんざいな言い方。
おお‐ふう【大風】
[名・形動] 1 おごり高ぶって、人を見下すような態度をとること。また、そのさま。横柄(おうへい)。「—に鼻音で答えると、急に言葉使いまでがぞんざいになって」〈里見弴・多情仏心〉 2 気が大きく...
いっ‐ぴき【一匹/一疋】
1 魚・虫・獣など一つ。→匹(ひき) 2 「一人」をぞんざいに、また強めていう語。「男—」 3 絹布2反。 4 銭の10文。
お‐めえ【御前】
[代]《「おまえ」の音変化》二人称の人代名詞。「おまえ」のぞんざいな言い方。
くら・う【食らう/喰らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 「食べる」「飲む」のぞんざいな言い方。「大飯(おおめし)を—・う」「大酒を—・う」 2 迷惑などを身に受ける。こうむる。「小言を—・う」「パンチを—・う」 3 生活する。...
かかあ【嚊/嬶】
《「かか」の音変化》自分の妻または他人の妻を親しんでいう語。またぞんざいに呼ぶ語。 [補説]「嬶」は国字。