こう‐せい【鴻声】
雁(がん)の鳴く声。名声の高いことのたとえにいう。
こう‐てつ【鋼鉄】
1 ⇒こう(鋼) 2 きわめてかたいことのたとえ。「—の意志」
こうぞり‐な【髪剃菜】
キク科の越年草。山野に生える。高さ60〜90センチ。葉はへら形で束生し、中心から茎を直立する。全体に褐色の硬い毛があり、触るとざらつく。初夏から秋、黄色い花を開く。名は、硬い毛をかみそりにたとえ...
こうじまち‐の‐いど【麹町の井戸】
《麹町は高台のため井戸がみな深いところから》非常に深いこと、底が知れないことのたとえ。「欲の深い事は—よ」〈浄・矢口渡〉
ごう‐こう【毫光】
仏の眉間(みけん)の白毫(びゃくごう)から四方に出る細い光。仏の智慧にたとえられる。
こう‐こく【鴻鵠】
《「鴻」はおおとり、「鵠」はくぐいで、ともに大きな鳥》大人物のたとえ。
好事(こうじ)も無(な)きに如(し)かず
《「巌棲幽事」から》たとえよいことでも、それがあれば煩わしいので、むしろ何事もないほうがよい。
鴻鵠(こうこく)の志(こころざし)
《「史記」陳渉世家から》大人物の志。壮大な考えのたとえ。大鴻の志。→燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠の志を知らんや
香餌(こうじ)の下(もと)必(かなら)ず死魚(しぎょ)あり
《「三略」から》よい匂いの餌の下には必ず死んだ魚がかかっているように、利益の影には必ず危険がある。利益に誘われて身を滅ぼすことのたとえ。
こう‐しつ【膠漆】
にかわとうるし。きわめて親しく離れがたい関係のたとえ。「—の交わり」