だんきん‐の‐ちぎり【断金の契り】
《「水経注」の淯水から》固く結ばれた友情のたとえ。
たん‐ぴ【短臂】
臂(ひじ)から手首までが短いこと。腕前が劣ることのたとえ。
だん‐げん【断弦/断絃】
1 楽器の弦が切れること。また、切れた弦。 2 《琴瑟(きんしつ)を夫婦の仲にたとえるところから》妻に死別すること。妻の死。
だん‐きん【断金】
《「易経」繋辞上の「二人心を同じくすれば、其の利(と)きこと、金を断つ」から》金をも断ち切るほどかたい友情。また、それによって結ばれた間柄のたとえ。「—の交わり」
たま‐ばはき【玉箒】
《「たまははき」とも》 1 玉の飾りをつけたほうき。正月の初子(はつね)の日に蚕室を掃くのに用いた。「初春の初子(ね)の今日の—手に取るからに揺らく玉の緒」〈万・四四九三〉 2 ほうきを作る草の...
たまむし‐いろ【玉虫色】
1 タマムシの翅(はね)のように、光線のぐあいで緑色や紫色などに変わって見える染め色、または織り色。 2 見方や立場によっていろいろに解釈できるあいまいな表現などをたとえていう語。「—の答弁」
誰(たれ)か烏(からす)の雌雄(しゆう)を知(し)らんや
《「詩経」小雅・正月から》烏の雌雄の区別を誰がつけられようか。人の心や物事の善悪・優劣の判定が難しいことのたとえ。
たみ‐くさ【民草】
人民を草にたとえた語。あおひとぐさ。「無智盲昧の—の疑い怪しむ」〈杢太郎・南蛮寺門前〉
胆(たん)斗(と)の如(ごと)し
《「蜀志」姜維伝から》きもが一斗升のようである。非常に大胆であることのたとえ。
だん‐がん【弾丸】
1 銃弾や砲弾の総称。 2 鉄砲のたまのように速いことのたとえ。「—ライナー」 3 古代中国で、小鳥などを捕らえるために、はじき弓につけて飛ばしたたま。はじきだま。