竹(たけ)に雀(すずめ)
1 竹にスズメのいる図柄。日本画の画題。 2 取り合わせのよいことのたとえ。 3 紋所の名。笹竹(ささたけ)で丸を作り、その中にスズメが向き合っているもの。上杉氏・長尾氏・伊達氏などが用いた。
竹藪(たけやぶ)に矢(や)を射(い)るよう
《見えない目標に向かって矢を射る意から》むだなことのたとえ。
たとえ…としても
前件で仮定の事柄の成立を認めた場合でも、後件ではそれに影響されない結果が展開される表現。「たとえ天と地がひっくり返ったとしても私の考えは変わりません」
盾(たて)の半面(はんめん)
種々の見方のできる物事の一面だけをいう、かたよった態度のたとえ。
立(た)て板(いた)に水(みず)
よどみなく、すらすらと話すことのたとえ。⇔横板に雨垂れ。
縦(たて)の物(もの)を横(よこ)にもしない
めんどうくさがって、何もしないたとえ。横のものをたてにもしない。
たとい【仮令/縦令/縦い】
[副] 1 (あとに逆接条件を表す「ても」「でも」「とも」などを伴って)仮にある事柄を想定しながら、結果はそれに影響されないことを表す。もし…だとしても。仮に。よしんば。たとえ。「—失敗しようと...
だっ‐と【脱兎】
逃げていくウサギ。非常に速いことのたとえ。「—の勢い」「—の如く駆け出す」
たと・う【譬ふ/喩ふ】
[動ハ四]「例える」に同じ。「法文聖教の中にも—・へるなるは」〈大鏡・後一条院〉
[動ハ下二]「たとえる」の文語形。
脱兎(だっと)の勢(いきお)い
逃げるウサギのような速さ。非常に速いことのたとえ。「—で家を出た」