かい‐しぶ・る【買(い)渋る】
[動ラ五(四)]買うのをためらう。「高値が続き—・る」
たじろぎ
《古くは「たじろき」》 1 たじろぐこと。気おくれすること。「少々のことでは—もしない」 2 うまく進行できないでぐずぐずすること。ためらうこと。逡巡(しゅんじゅん)。「さやうならむ—に、絶えぬ...
いちゃ‐つ・く
[動カ五(四)] 1 仲のいい男女がなれなれしくふざけ合う。「若いカップルが—・く」 2 てまどる。また、ためらう。「この毒薬を呑まうか呑むまいかと—・く所に」〈洒・新吾左出放題〉 3 もめる。...
いざよ・う【猶予う】
[動ワ五(ハ四)]《上代は「いさよう」》 1 進もうとしてもなかなか進めない。躊躇(ちゅうちょ)する。ためらう。「傾きかかった月の光が、—・いながら、残っている」〈芥川・偸盗〉 2 進まないでと...
うじ‐つ・く
[動カ四]気後れしてぐずぐずする。ためらう。「問はれて求馬は答へもなく—・く素振り」〈浄・妹背山〉
おもい‐やすら・う【思ひ休らふ】
[動ハ四]ためらう。決心がつきかねる。「いかにせましと—・ひて」〈かげろふ・下〉
おもい‐とどこお・る【思ひ滞る】
[動ラ四]決心が鈍る。決断をためらう。「はかなき事に—・り」〈源・橋姫〉
しり‐ご・む【尻込む/後込む】
[動マ五(四)]しりごみをする。ためらう。「いざ実行となると—・む人が多かった」
たゆた・う【揺蕩う/猶予う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ゆらゆらと揺れ動いて定まらない。「波間に小舟が—・う」 2 気持ちが定まらずためらう。心を決めかねる。「強悪非道の曲物(くせもの)も女と見て少し—・う内に」〈鉄腸・花間鶯〉
やすら・う【休らう/安らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 休む。休息する。憩う。「ベンチに—・う恋人たち」 2 ためらう。躊躇(ちゅうちょ)する。「気色もなければ、しばし—・ひて帰りぬ」〈かげろふ・中〉 3 足をとめる。たたず...