きん‐きん【僅僅】
[副]数量が非常に少ないさま。わずかに。「—三名の出席者しかいない」
[ト・タル][文][形動タリ]ごくわずかであるさま。「—たる一冊子に過ぎずと雖(いえども)」〈日本教育史略〉
かく‐ぜん【画然/劃然】
[ト・タル][文][形動タリ]区別がはっきりとしているさま。「—とした違い」「—たる区別」
かく‐ぜん【赫然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 はげしく怒るさま。「顔色忽ち変じ、—として曰く」〈織田訳・花柳春話〉 2 輝くさま。「—たる色の衣を纏い」〈鴎外・舞姫〉
かく‐しゃく【赫灼】
[ト・タル][文][形動タリ]光り輝いて明るいさま。「突然—たる明光が眩(まばゆ)きばかりに両眼を射た」〈木下尚江・良人の自白〉
かく‐しゃく【矍鑠】
[ト・タル][文][形動タリ]年をとっても丈夫で元気のいいさま。「—たる老人」「老いてなお—としている」
かく‐えん【赫焉】
[ト・タル][文][形動タリ]あかあかと光り輝くさま。「忽然霊(たましい)の入りたる如く—として燃え出でしなり」〈蘆花・自然と人生〉
かく‐やく【赫奕】
[ト・タル][文][形動タリ]「かくえき(赫奕)」に同じ。「—たる光彩に包まれて」〈風葉・恋ざめ〉
かく【確】
[ト・タル][文][形動タリ]たしかでまちがいのないさま。また、はっきりしているさま。「—としたことはわからない」「—たる証拠をつかむ」
かく‐えき【赫奕】
[名・形動]物事が盛んなこと。また、そのさま。「大地の層土上に写出したる—なる史詩に至ては」〈尺振八訳・斯氏教育論〉
[ト・タル][文][形動タリ]光り輝くさま。かくやく。「太陽は無慈悲にも...
かく‐ぜん【確然】
[ト・タル][文][形動タリ]たしかで、はっきりしたさま。確固。「引っ掻いても—たる手答がない」〈漱石・吾輩は猫である〉