たいら・ぐ【平らぐ】
[動ガ五(四)] 1 穏やかになる。おさまる。しずまる。「たぎりたる脳の漸く—・ぎて」〈漱石・薤露行〉 2 平らになる。「山の頂の少し—・ぎたるより、煙は立ちのぼる」〈更級〉 3 病気が治る。...
たる
《文語の断定の助動詞「たり」の連体形》 1 資格を表す。…であるところの。「学生たるもの、勉強すべきである」 2 取り上げた事柄を、強調して、説明する意を表す。「その表情たるまさしく鬼そのもので...
タルタラン【(フランス)Tartalin】
ドーデの小説。「タラスコンのタルタラン」「アルプスのタルタラン」「タラスコン港」の三作がある。また、その主人公の名。タラスコンを故郷とする冒険家で、ほらふきで陽気な人のいい典型的南仏人として描かれる。
たい‐ぜん【泰然】
[ト・タル][文][形動タリ]落ち着いていて物事に驚かないさま。「—として構える」「—たる態度」
たわ・る【戯る】
[動ラ下二] 1 遊び興じる。遊びたわむれる。「秋くれば野べに—・るる女郎花(をみなへし)いづれの人か摘までみるべき」〈古今・雑体〉 2 みだらな行為をする。「人皆のかく迷(まと)へればうちしな...
だん‐こ【断固/断乎】
[ト・タル][文][形動タリ]周囲の状況や意見に左右されないさま。態度などがきっぱりとしているさま。「—として反対する」「—たる決意」
[副]
に同じ。「—拒否する」
タルムード【(ヘブライ)Talmud】
《教訓の意》ユダヤ教の宗教的典範。モーゼ律法および社会百般の事項に対する口伝的解答を集大成したもの。本文ミシュナとその注釈ゲマラの2部からなる。4世紀末ごろ編集されたパレスチナタルムードと6世紀...
たる・める【弛める】
[動マ下一][文]たる・む[マ下二]たるむようにする。ゆるめる。「綱を—・める」
タルノフスキェ‐グリ【Tarnowskie Góry】
ポーランド南部の都市。クラクフの北西約90キロメートルに位置する。16世紀以来、鉛、銀、亜鉛を産する鉱山がある。採掘当初から地下水の汲み上げや排水を担う設備がつくられた。それらの産業遺構が残され...
タルタル‐ステーキ【tartar steak】
《「タルタル」はタタール(韃靼(だったん))の意》生の牛肉をたたいて挽(ひ)き肉状にしてから塩とこしょうで味付けし、上に卵黄をのせた肉料理。玉ねぎ・ピクルスなどの薬味を添える。