つち‐ど【土戸】
土または漆喰(しっくい)を塗った引き戸。
つち‐どの【土殿】
喪に服す間こもる粗末な仮屋。板敷を取り除き、土間にしておく。「殿に皆集まり給ひて、—して男君たちもおはし」〈宇津保・国譲上〉
つち‐どめ【土留(め)】
1 瓦屋根の葺(ふ)き土が滑り落ちるのを防ぐために、土居(どい)または裏板に横に打ちつける幅の狭い木。土留め桟(ざん)。 2 山や土手の土砂崩れを防ぐために設ける柵(さく)や杭(くい)。山留め。...
つち‐なぶり【土弄り】
「つちいじり」に同じ。「花に心を移し居れば鬱気もせず。けっく—は身の養生」〈浄・先代萩〉
つち‐なべ【土鍋】
素焼きの鍋。どなべ。
つち‐ならし【土均し】
田畑などの土くれを砕き、高低をならして平らにすること。また、それに用いる農具。「苗代(なわしろ)の—をする」
土(つち)にな・る
《「土となる」とも》土に変わる。死ぬ。「客死して異国の—・る」
つち‐にんぎょう【土人形】
土を材料とした人形。伏見人形・今戸人形などが有名。
つちのうつわ【土の器】
阪田寛夫の短編小説。がんに侵された母の闘病と死を描く。昭和49年(1974)発表。同年、第72回芥川賞受賞。
つち‐の‐え【戊】
《「土の兄(え)」の意》十干の5番目。ぼ。