きき‐す・てる【聞(き)捨てる】
[動タ下一][文]ききす・つ[タ下二]聞いたことを意識的に心にとめないようにする。聞き流す。「妻の言葉を—・てて、三吉は出て行った」〈藤村・家〉
かみ‐でっぽう【紙鉄砲】
細くて節のない竹の筒に、ぬらした紙を丸めて詰め、次に別の紙玉を押し入れて棒で突き、空気の圧力で音を立てて飛び出させる仕掛けの玩具。
かみ‐なり【雷】
《「神鳴り」の意》 1 電気を帯びた雲と雲との間、あるいは雲と地表との間に起こる放電現象。電光が見え、雷鳴が聞こえる。一般に強い風と雨を伴う。いかずち。なるかみ。「—が鳴る」「—に打たれる」《季...
かま・える【構える】
[動ア下一][文]かま・ふ[ハ下二] 1 整った形に作り上げる。組み立ててつくる。「新居を—・える」「店を—・える」「一家を—・える」 2 ㋐前もって準備を整える。ある態度をとって、その状況に応...
裃(かみしも)を脱(ぬ)・ぐ
堅苦しい態度を捨てて打ち解ける。「—・いで、ひとつ無礼講でいきましょう」
かべみみ‐しゅざい【壁耳取材】
会合などの取材に参加を認められていない記者が、室外にもれ聞こえてくる音声をもとに記事を作成すること。壁などに耳や録音機材を押し当てて、中の様子をうかがうところからの名。
かみ‐の‐みおも【神の御面】
《国土を神の顔に見立てて》地形。「—と継ぎ来たる中の湊ゆ舟浮けて」〈万・二二〇〉
かに‐ぼたん【蟹牡丹】
文様・紋所の名。牡丹の花と葉の形をカニに見立てて名づけたもの。
かべ‐ごし【壁越し】
壁を隔てていること。「—に声が聞こえる」
かみなり‐ぞく【雷族】
騒がしい音を立てて猛烈な速度でオートバイを走らせる若者の称。昭和34年(1959)ごろからの語。