のべ‐かがみ【延(べ)鏡】
1 物を直接見ないで、鏡にうつして見ること。「思ひついたる—、出してうつして読み取る文章」〈浄・忠臣蔵〉 2 懐中に入れておく鏡。「着替へては媚(こび)を争ひ、—は化粧を補ふ」〈根無草・後〉
のり‐の‐すべらぎ【法の皇】
仏門に入った上皇。法皇(ほうおう)。「わが—に仕へ奉りては」〈千載・序〉
のり【生血/血】
まだ乾かない粘りけのある血。血糊(ちのり)。「疵口を確(しっ)かと抑えてはいるものの、—は溢れて」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
ハードルが高(たか)・い
乗り越えなくてはならない障害が大きい。困難である。「初心者に高性能カメラは—・い」
ハーベイロード‐の‐ぜんてい【ハーベイロードの前提】
《Harvey Road presumption》フィスカルポリシーなどのケインズ理論による経済政策には、公正無私な知的エリートが、私情にとらわれずに政策を実行することが前提として必要であるとい...
のなか‐こふん【野中古墳】
大阪府藤井寺市野中にある、5世紀の古墳。古市古墳群を構成する小型の方墳で、1辺の長さ37メートル、高さ4メートル。墳丘は2段で築かれ、かつては濠(ほり)があった。墓山古墳の陪塚の一と考えられてい...
はき‐か・える【履(き)替える】
[動ア下一][文]はきか・ふ[ハ下二] 1 履物やズボンなどを別のものに替える。「濡れた靴下を—・える」 2 まちがって人の履物を履く。はきまちがえる。「おれが草履は長刀(なぎなた)だらうが鑓だ...
はかり‐べり【量り減り】
[名](スル)ある分量のものを升・秤(はかり)で何度かに分けてはかっていくうちに、総量がはじめの全体の量目より少なくなること。
パイロジェン‐フリー【pyrogen free】
医薬品や医療用具などに、体内で外因性発熱物質(パイロジェン)としてはたらく物質が含まれていないこと。通常、発熱物質は細菌に由来する内毒素(エンドトキシン)を指し、医療分野で使われる製品はパイロジ...
白刃(はくじん)前(まえ)に交(まじ)われば流矢(りゅうし)を顧(かえり)みず
《「宋書」袁顗伝より》白刃が目の前で交差するような切迫した状況下では、飛んで来る流れ矢をかえりみている余裕などない。大難を前にしては、小難を顧みる余裕のないことのたとえ。