うち‐ぐ・す【打ち具す】
[動サ変] 1 ちゃんとそろっている。きちんと備わる。「親—・し、さしあたりて世の覚えはなやかなる御方々」〈源・桐壺〉 2 連れ立つ。たずさえる。「—・しては、つきなからむさまを思ひかへし給ふ」...
うち‐い・る【打ち入る】
[動ラ四] 1 勢いよく中に入る。「庭に—・り縁の際(きは)に寄り給ひて」〈義経記・二〉 2 物事に熱中する。心を打ち込む。「明け暮れ碁に—・りて」〈浮・織留・二〉 [動ラ下二] 1 ひょい...
うし‐の‐はなぎ【牛の鼻木】
1 牛の鼻の両穴に突き通してはめる輪形の木。鼻木。 2 植物ウシコロシの別名。鼻木の材とした。
うす‐うす【薄薄】
[副] 1 はっきりとではなく、いくらか意識されるさま。おぼろげに。「前から—気づいてはいた」 2 色・光・密度などが薄いさま。うっすらと。かすかに。「どこかで落葉を焚(た)いている煙が…—とあ...
うしろ‐めた・い【後ろめたい】
[形][文]うしろめた・し[ク]《「後ろ目痛し」からという》 1 自分に悪い点があって、気がとがめる。やましい。「親友を裏切ったようで—・い」 2 自分の目が届かず、不安である。心もとない。気が...
うす‐ぐもり【薄曇(り)】
空がほぼ全体的に薄く雲に覆われていること。また、そのような天気。気象用語としては、雲量が9以上で、巻雲・巻層雲・巻積雲の雲量が、他の雲より多い場合をいう。
うち‐あか・す【打(ち)明かす】
[動サ五(四)]秘密や悩み事などを包み隠さず話す。うちあける。「兄弟と思う君の事、…、何と—・しては下さらぬか」〈一葉・うもれ木〉
うたた【転】
[副] 1 ある状態が、どんどん進行してはなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。転じて、そうした状態の変化を前にして心が深く感じ入るさまにいう。「—同情の念に堪えない」 2 (「うたたあり」の...
インフォームド‐アセント【informed assent】
小児患者に対し、医師が病状や治療方針をわかりやすく説明し、本人の同意を得ること。理解能力のある成人患者に対してはインフォームドコンセントが実施されるが、子供の場合でも国連の子供の権利条約に基づき...
いんが‐りつ【因果律】
哲学で、すべての事象は、必ずある原因によって起こり、原因なしには何ごとも起こらないという原理。物理学では、どの形式で事象を記述するかによって意味が異なる。古典物理学では、哲学と同じくすべての事象...