て‐も
[感]《「さても」の音変化》驚きあきれたときなどに発する語。さてもまあ。なんとまあ。「是れも新参の小僧弥吉、—恐ろしき酒飲み嚊(かか)かな」〈露伴・いさなとり〉
ても
[接助]《接続助詞「て」+係助詞「も」から》動詞・形容詞と一部の助動詞の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「でも」となる。 1 未成立の事柄を仮定条件として述べ、その条件か...
ても…ない
同語または類似した意味の動詞を並べて強く否定する表現。まったく…でない。「似ても似つかない」「切っても切れない縁」
手(て)も足(あし)も出(で)◦ない
施す手段がまったくない。力が及ばずどうしようもない。「相手が強すぎて—◦ない」「難問に—◦ない」
ても‐い・い
[連語]《接続助詞「ても」+形容詞「いい」。動詞の連用形に付く》 1 譲歩を表す。「何なら僕が行っ—・い」「食べなく—・い」 2 許容を表す。「もう帰っ—・い」 [補説]「ていい」となることもあ...
手(て)もすまに
手も休めずに。せっせと。「—植ゑし萩にやかへりては見れども飽かず心尽くさむ」〈万・一六三三〉
て‐もち【手持(ち)】
1 手に持つこと。また、手で持って構えること。「—のカード」「—でカメラのシャッターを切る」 2 手もとにあること。現在持っていること。また、そのもの。「外貨の—がない」 3 手の構え方。「—は...
てもちこうじ‐だか【手持(ち)工事高】
建設業者が国や地方公共団体から受注した工事金額のうち、その時点で工事が終わっていない金額。繰越高とも。かつては未消化工事高と呼ばれた。
てもち‐な・し【手持ち無し】
[形ク]「手持ち悪し」に同じ。「弥二郎北八はただ見ているばかり、—・くて煙草入れの底をはたく」〈滑・膝栗毛・二〉
てもち‐ひん【手持(ち)品】
手もとにある品。所持品。