しみん‐はくめい【市民薄明】
薄明のうち、太陽の中心の高度が地平線または水平線の下6度に達するときと日の出または日の入りの間をいう。このとき空は十分に明るく、人工の照明を用いなくても屋外で活動できる。常用薄明。第三薄明。
し‐みん【四民】
近世封建社会での、士・農・工・商の四つの身分・階級。転じて、あらゆる階層の人間。→士農工商「—同等の今日とても地下(じげ)と雲上の等差(ちがい)口惜し」〈露伴・風流仏〉
渋(しぶ)を食(く)・う
割に合わない目にあう。とがめを受ける。「船の内から—・って、縛られてもつまらねえ」〈滑・八笑人・五〉
シトゥルブスケー‐プレソ【Štrbské pleso】
スロバキア北部の町。タトラ山脈のふもと、標高1355メートルに位置し、タトラ電気鉄道の東端の駅がある。シトゥルバ湖を中心とする山岳保養地が広がり、同国有数のスキーリゾートとしても知られる。
しなん‐しゃ【指南車】
車の上に人形が装置され、車が移動しても人形の手は常に南を指すように作られたもの。中国古代の黄帝の作とも周公の作ともいわれる。
しに‐がね【死に金】
1 蓄えるばかりで、活用されない金。 2 使っても効果がなくて、むだになる金。⇔生き金。 3 自分が死んだときの費用として、蓄えておく金。
しなっこ‐ら・し
[形シク]物腰がやわらかい。やさしい。「其の用ならば俺が請け取っても済む事を、新参の清七ばかり—・しう物言うて」〈浄・浪花鑑〉
しに‐よく【死に欲】
死ぬまぎわになってもまだ欲が深いこと。また、死ぬ時期が近づくに従ってますます欲が深くなること。
しに‐ちょう【死に帳】
払ってもらえる当てのない売掛金を記しておく帳面。「親方の確かに知らぬ売り掛けは—に付け捨て」〈浮・胸算用・三〉
し‐はい【弛廃】
[名](スル)ゆるみすたれること。行われなくなること。「己は縛せられても解き易い、脆弱なる索(なわ)に対する、戒心を—させた」〈鴎外・青年〉