でっ‐ち【丁稚】
《「でし(弟子)」の音変化という》 1 職人・商家などに年季奉公をする少年。雑用や使い走りをした。 2 子供を卑しめていう語。「—唄へ、と言へば、畏まって」〈浮・一代男・四〉
でっ‐ち【畳一/重一】
双六(すごろく)で2個の采(さい)の目がともに一と出ること。「次に参川房すすみて、—を打ちたりけり」〈著聞集・一二〉
でっち‐あげ【捏ち上げ】
でっちあげること。また、でっちあげた物事。捏造(ねつぞう)。「—の事件」
でっち‐あ・げる【捏ち上げる】
[動ガ下一] 1 ないことをあるように作り上げる。捏造(ねつぞう)する。「手柄話を—・げる」 2 なんとか形だけは作り上げる。「宿題の作文を—・げる」
でっち‐ぼうこう【丁稚奉公】
[名](スル)商店などに丁稚として奉公すること。転じて、年少のうちから下働きとして勤めはじめること。
でっちょう‐そう【粘葉装】
《「でっちょう」は「でつよう」の連声(れんじょう)》和装本の綴(と)じ方の一。用紙を1枚ごとに二つ折りにし、各紙の折り目の外側1センチ程度に糊(のり)を付けて貼(は)り重ね、表紙を付けたもの。胡...
でっ‐ちり【出っ尻】
《「でじり」の音変化》しりが突き出ていること。また、その尻やその人。
でっ・ちる【捏ちる】
[動タ上一] 1 粉や泥土などをこねる。「楽書で—・ちたような雨戸」〈鏡花・婦系図〉 2 作る。「やすみに—・ちておいた薼取(ごみとり)なんぞをならべて」〈魯文・安愚楽鍋〉