もう‐じゃ【亡者】
1 仏語。死んだ人。また、死んでなお成仏できずに冥途(めいど)をさまよっている魂。 2 金銭や色欲などの執念にとりつかれている人。「金の—」「権力の—」
めんせき‐しょうけん【免責証券】
債務者が証券の所持人に弁済すれば、その所持人が正当な権利者でない場合でも、債務者に悪意や重大な過失がないかぎり債務を免れる証券。銀行預金証書・積荷受取証など。資格証券。
めん‐どう【面倒】
[名・形動] 1 手間がかかったり、解決が容易でなかったりして、わずらわしいこと。また、そのさま。「—な手続き」「—なことにならなければよいが」「断るのも—だ」「—を起こす」 2 世話。「この子...
めん‐けん【瞑眩】
[名](スル)《「めんげん」とも》 1 目がくらむこと。めまい。「俗社会の塩漬になり過ぎて只見てさえも—しそうな人間でないと」〈漱石・虞美人草〉 2 漢方治療で、治癒前に、一時的な高熱・下痢・発...
もう‐そう【妄想】
[名](スル)《古くは「もうぞう」とも》 1 根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。「—にふける」「愛されていないと—してひとりで苦しむ」 2 仏語。とらわれの心によって、真実でない...
めっ‐ぽう【滅法】
[名]仏語。 1 因縁によって生じたのではないもの。無為法。 2 涅槃(ねはん)のこと。
[形動][文][ナリ]道理にはずれるさま。常識を超えているさま。「是豈—なる間違いにあらずや」〈逍遥...
メドゥサ【Medūsa】
ギリシャ神話で、三人姉妹の怪物ゴルゴンの一人。頭髪が蛇となっていて、目は人を石に化す力があったが、姉妹の中で一人不死でなかったため、ペルセウスに首を切られた。メズサ。メデューサ。
もう・す【申す】
[動サ五(四)]《「まおす」の音変化》 1 主として会話に用い、聞き手に対し、「言う」を改まって丁重に表現する丁寧語。 ㋐「言う」対象が聞き手(または尊者)の場合には、対象を敬う気持ちも残るが、...
もう‐ろう【朦朧】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ぼんやりとかすんで、はっきり見えないさま。「霧の中に—と人影が浮かぶ」 2 物事の内容・意味などがはっきりしないさま。「言うことが—としている」 3 意識が確...
めっ‐しつ【滅失】
[名](スル) 1 ほろんでなくなること。「火災で堂宇が—する」 2 法律で、災害によるか人の行為によるかを問わず、物がその物としての物理的存在を失うこと。