切(き)っ刃(ぱ)を回(まわ)・す
1 《腰の刀を鞘(さや)ごと回して引き抜く態勢をとることから》刀を抜こうとする。「御返答によって浪人の切れ味お目にかけると、—・し」〈浄・浪花鑑〉 2 刀を振り回す。「—・せば取っつかまへて、か...
きったん‐もじ【契丹文字】
契丹族が10世紀の遼代に制定し、金でも使用された文字。字形は漢字に似て、表意文字の大字と表音文字の小字とから成るが、現在もすべては解読されていない。
かち【褐】
1 濃い藍色(あいいろ)。かちいろ。かつ。かちん。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに萌葱(もえぎ)色。 3 ウサギの毛で織った織物。兎褐(とかち)。「錦の袋に入れたる一つと、—の袋に入れた...
かた‐むき【傾き】
1 傾くこと。また、その度合い。傾斜。 2 物事が、とかくある方向に進もうとすること。傾向。気味。「親との同居を嫌う—がある」 3 数学で、直線の、高さと水平距離の比の値。直線の式y=ax+bの...
えんすい‐くさび【塩水楔】
河川の河口付近で、川底に生じる海水の層。比重の大きい海水が、河川水の下に楔のように入り込むことから。
おぜ‐こくりつこうえん【尾瀬国立公園】
群馬県北部を中心に福島・新潟・栃木の4県にまたがる国立公園。尾瀬沼・至仏(しぶつ)山・燧(ひうち)ヶ岳・会津駒ヶ岳などがある。昭和9年(1934)に日光国立公園として国立公園に指定されたが、植生...
オスロ‐プロセス【Oslo process】
クラスター爆弾禁止条約の締結を目的とした交渉過程のこと。同爆弾の主要生産・保有国が参加するCCW(特定通常兵器使用禁止制限条約)では規制に向けた交渉が進展しなかったことから、ノルウェーを中心とす...
お‐だまき【苧環】
1 麻糸を空洞の玉のように巻いたもの。おだま。 2 キンポウゲ科の多年草。ミヤマオダマキから栽培改良されたもの。高さ20〜30センチ。全体に白粉を帯び、葉は長い柄をもち、扇形の小葉からなる複葉。...
オゾン‐ホール【ozone hole】
オゾン層の濃度が、南極大陸や北極圏の上空で春(南極は9〜10月、北極は3〜4月)に急激に下がり、穴があいたようになる現象。また、その部分。オゾン分子を破壊することによって起こり、地球温暖化をもた...
オタワ‐プロセス【Ottawa process】
1997年に採択された対人地雷禁止条約(オタワ条約)の交渉過程のこと。ジュネーブ軍縮会議での交渉が進展しないことから、カナダ・ノルウェー・ベルギー・南アフリカなどの有志国と国際NGO連合体の地雷...