とし‐の‐お【年の緒】
年の長く続くことを、緒に見立てていう語。年月。「鶏(とり)が鳴く東男(あづまをとこ)の妻別れ悲しくありけむ—長み」〈万・四三三三〉
とし‐の‐かみ【年の神】
五穀を守る神。としがみ。
とし‐の‐くれ【年の暮れ】
年末。歳暮。《季 冬》「旧里(ふるさと)や臍(へそ)の緒に泣く—/芭蕉」
とし‐の‐こう【年の功】
年を取って、経験を積んでいること。また、その経験の力。「亀(かめ)の甲より—」
とし‐の‐ころ【年の頃】
だいたいの年齢。「—なら25、6」
とし‐の‐さ【年の差】
互いの年齢の差。また特に、互いの年齢に大きな差があること。「—夫婦」
とし‐の‐せ【年の瀬】
年の暮れ。年末。《季 冬》
としののこり【年の残り】
丸谷才一の短編小説。昭和43年(1968)発表。同年、第59回芥川賞受賞。
とし‐の‐は【年のは】
毎年。としごと。「—に春の来たらば」〈万・八三三〉
とし‐の‐は【年の端】
1 年の始め。年初。 2 年齢。よわい。としは。