と‐なく【と無く】
[連語]《格助詞「と」+形容詞「ない」の連用形。「…となく…となく」の形で用いて》…だけでなく…も。…も…も。「昼—夜—歩き続ける」「敵—味方—感動した」
となご‐まい【鳥名子舞】
《「となこまい」とも》伊勢神宮で6月16日(外宮)・17日(内宮)に行われた歌舞。常世(とこよ)の長鳴き鳥を模した、童男・童女16人から18人の舞。とりなごまい。
となせ【戸無瀬】
京都、嵐山付近の地名。また、大堰川(おおいがわ)の古名。[歌枕]「惜しめどもよもの紅葉は散りはてて—ぞ秋のとまりなりける」〈金葉・秋〉
となみ【砺波】
富山県西部、砺波平野の中央部にある市。チューリップの球根を輸出。人口4.9万(2010)。
となみ【鳥網】
《「とのあみ」の音変化》鳥を捕るためにしかける網。とりあみ。「あしひきのをてもこのもに—張り」〈万・四〇一一〉
となみ‐し【砺波市】
⇒砺波
となみ‐の‐せき【砺波の関】
富山県小矢部(おやべ)市の砺波山に置かれた古代の関所。倶利伽羅(くりから)峠の東麓にあたり、加賀と越中を結ぶ旧北陸道の要地。
となみ‐はる【鳥網張る】
[枕]鳥網を坂に張る意から、「坂」にかかる。「—坂手(さかて)を過ぎ」〈万・三二三〇〉
となみ‐はんとう【斗南半島】
青森県、下北半島の異称。
となみ‐へいや【砺波平野】
富山県西部、庄川(しょうがわ)・小矢部川流域の平野。越中米の産地で、典型的な散村集落が見られる。