捨(す)てたものではな・い
役に立たないとして見限ることはない。まだまだ使い道がある。「この味はまんざら—・い」
すない【少】
[接頭]《「すな(少)き」の音変化》官職名を示す語に付いて、同じ官職・位階のうち下位であることを表す。「—ものもうし」
すま◦ない【済まない】
[連語]《動詞「す(済)む」の未然形+打消しの助動詞「ない」》相手に謝罪・感謝・依頼などをするときに用いる語。申し訳ない。「彼には—◦ないことをした」「—◦ないが頼まれてくれ」
隅(すみ)に置(お)け◦ない
その人が意外に経験豊かであったり、才能・知識などがあったりして、あなどれない。
相撲(すもう)になら◦ない
互いの力の差が大きすぎて勝負にならない。「相手が子供では—◦ない」
スールナイ【(アラビア)surnāy】
西アジア起源の木管楽器。吹き口に2枚のリードを備え、末端は朝顔形に拡がる。インド・東南アジア・中国などに伝来。ズルナ。
図(ず)がな・い
途方もない。とんでもない。法外である。「あんまり図のない取り合ひで、おりゃ世間へ顔が出されぬ」〈浄・桂川連理柵〉
ず‐な・い【図無い】
[形][文]づな・し[ク]程度に限りがないさま。途方もない。とてつもない。「そんたあ—・い人だやあ」〈滑・膝栗毛・三〉
ずにはいられ◦ない
ある感情や動作をおさえようと思ってもおさえることができない意を表す。…ないではいられない。どうしても…してしまう。「おかしくて笑わ—◦ない」
席(せき)の暖(あたた)まる暇(いとま)もない
《韓愈「諍臣論」から》1か所に落ち着いていられないほど忙しい。席暖まるに暇あらず。