て‐まかない【手賄い】
自分で自分の食事を作ること。自炊。「長逗留をするには、貸座敷を借て、—にするもよし」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉
手(て)も足(あし)も出(で)◦ない
施す手段がまったくない。力が及ばずどうしようもない。「相手が強すぎて—◦ない」「難問に—◦ない」
ても…ない
同語または類似した意味の動詞を並べて強く否定する表現。まったく…でない。「似ても似つかない」「切っても切れない縁」
てんこち‐も‐な・い【天骨も無い】
[形]《「てんこち」は「てんこつ」の音変化。才能がない意から非難すべきである意に転じたもの。近世語》とんでもない。途方もない。「わしどもはお江戸で—・い目にあったあもし」〈滑・膝栗毛・二〉
天(てん)にも地(ち)にも掛(か)け替(が)え無(な)い
この世において替わるべきものがない。最も大切なものにいう。
でかばち‐な・い
[形][文]でかばちな・し[ク]《近世語》並はずれて大きい。途方もない。どえらい。「まだ前髪の形(なり)をして、—・い事を仕出したの」〈伎・幼稚子敵討〉
でき‐そこない【出来損ない】
1 できあがりが完全でないこと。また、そのもの。「—の茶碗」 2 能力などが人並みでないことをののしっていう語。
でっかち‐な・い
[形][文]でっかちな・し[ク]《「ない」は、意味を強める接尾語。近世語》非常に大きい。また、はなはだしい。「お上には—・いお拵(こしら)へ」〈浄・忠臣蔵〉
で‐な・い
[連語]《断定の助動詞「だ」の連用形+形容詞「無い」》体言および体言に準じるものに付く。「である」の否定の言い方。判断を否定する意を表す。「金ですべての幸福が買えるわけ—・い」「君—・かったら、...
で‐も‐な・い
[連語]《断定の助動詞「だ」の連用形+係助詞「も」+補助形容詞「ない」》 1 そのことを一例として否定しながら、他のことをも否定する意を表す。「本を読む—・く一日無駄に過ごす」 2 …らしくない...