だん‐な・い
[形]《「だいじな(大事無)い」の音変化か。近世上方語》大したことはない。支障ない。かまわない。「どしても—・いが、とるにしくはないさかい」〈滑・膝栗毛・七〉
ちんない【珍内】
ロシア連邦の町クラスノゴルスクの、日本領時代の名称。
でん‐な・い
[形]《「だんない」の音変化。近世上方語》かまわない。「—・い—・い。もう三年ごしといふもの、かした銭じゃ」〈滑・膝栗毛・五〉
とんない【富内】
ロシア連邦サハリン州の村オホーツコエの、日本領時代の名称。
ねん‐ない【年内】
その年のうち。「—無休」
よねん‐な・い【余念無い】
[形][文]よねんな・し[ク]一つのことに精神を集中して、他のことを考えないさま。「—・く観察する」
へん‐な・い【偏無い/篇無い】
[形][文]へんな・し[ク]《中世語・近世語》つまらない。甲斐がない。「吹けども—・い物は尺八ぢゃ」〈閑吟集〉
まんべん‐な・い【満遍ない/万遍ない】
[形][文]まんべんな・し[ク]行き渡らないところがない。すべてに等しく行き渡っている。くまない。「各学科とも—・く成績がいい」「—・く調べる」
くしゅんない【久春内】
ロシア連邦の町イリインスキーの、日本領時代の名称。
れん‐ない【簾内】
すだれのうち。みすの中。簾中。