ほど‐に【程に】
[連語] 《名詞「ほど」+格助詞「に」》時間的経過を表す。…するうちに。…すると。「さて、年ごろ経る—、女、親なくたよりなくなるままに」〈伊勢・二三〉 《副助詞「ほど」+格助詞「に」》…する...
ほん‐ばん【本番】
1 映画・テレビ・ラジオなどで、テストやリハーサルでなく、実際に撮影・放送・録音を行うこと。また一般に、練習でなく、本式に事を行うこと。「ぶっつけ—」 2 本格的にその時期になること。その物事の...
ぼっ・する【没する】
[動サ変][文]ぼっ・す[サ変] 1 沈んだり埋もれたりして見えなくなる。また、沈めたり埋めたりして隠す。「太陽が山の端(は)に—・する」「姿を暗闇に—・する」 2 (「歿する」とも書く)死ぬ。...
ぼろ‐ぼろ
[副](スル) 1 粒状の物がこぼれ落ちるさま。「飯粒を—(と)こぼす」「大粒の涙を—(と)こぼす」 2 もろく崩れたり、砕けたりするさま。「この岩はすぐ—(と)砕ける」 3 水分や粘りけがな...
ま・ける【負ける】
[動カ下一][文]ま・く[カ下二] 1 相手と戦ったり争ったりした結果、力の劣った立場になる。敗れる。「試合に—・ける」「賭けに—・ける」⇔勝つ。 2 他と比べて劣る。圧倒される。劣勢である。「...
ほがら‐か【朗らか】
[形動][文][ナリ] 1 心にこだわりがなく、晴れ晴れとして明るいさま。「—な性格」「—に話す」 2 明るく光るさま。日ざしが明るく、空が晴れわたっているさま。「—な春の日」「姿、秋の月の—に...
まど‐の‐うち【窓の中】
1 女がまだ若く深窓の中に養われていること。また、窓から離れた奥深い部屋。「生ひ先こもれる—なる程は」〈源・帚木〉 2 部屋の内側。「光明院の—に、寝るともなく覚むるともなく」〈風流志道軒伝〉
ま‐ひ【麻痺/痲痺】
[名](スル) 1 しびれて感覚がなくなること。しびれ。「あまりの冷たさに指先が—する」 2 通常のはたらきや動きが停止すること。「大雪で交通が—状態だ」「彼の良心は—している」 3 脳・神経や...
まつわ・す【纏はす】
[動サ四] 1 まつわるようにする。離れないようにする。「いみじう睦(むつ)び—・しきこえ給ふ」〈源・若紫〉 2 気に入りの者や愛する者などを絶えず身近にいさせる。「おぼえいとやむごとなく、上衆...
まつがね‐の【松が根の】
[枕] 1 「松」と同音の「待つ」にかかる。「—待つこと遠み天(あま)伝ふ」〈万・三二五八〉 2 松の根が長くのびるところから、「絶ゆることなく」にかかる。「—絶ゆることなくあをによし奈良の都に...