つうぞく‐どうとく【通俗道徳】
江戸後期から明治期にかけて民衆の間に広まった、勤勉・倹約を主な徳目とする倫理規範。市場経済が徐々に浸透するなか、家や村が没落しないよう自己を律する生活規範として浸透した。
つうぞく‐きょういく【通俗教育】
わかりやすい方法で行われる、一般国民に対する教育。官製用語としては、明治から大正中期にかけて用いられ、以後、社会教育と改められた。
テニス‐ひじ【テニス肘】
テニスのストロークを繰り返すことで筋肉に過度の負担がかかり、肘から前腕にかけて痛みが生じる障害。手首を動かす筋肉(橈側手根伸筋)の腱が肘関節に付着する部分(上腕骨上顆)で炎症が生じるもので、テニ...
テネレ【Ténéré】
サハラ砂漠南部の地域名。ニジェール北東部からチャド西部にかけて広がる、砂丘が連なる砂漠地帯をさす。トゥアレグ語で「何もないところ」を意味する。アイール山地とあわせて、「アイールとテネレの自然保護...
チャン‐チャン【Chan Chan】
ペルー西部の都市トルヒーリョの西郊にある先インカ期の遺跡。12世紀から15世紀後半にかけて栄えたチムー王国の都だったとされ、日干し煉瓦(れんが)でつくられた王宮や王墓、灌漑(かんがい)用水路など...
どくつる‐たけ【毒鶴茸】
テングタケ科のキノコ。有毒。夏から秋にかけて広葉樹林・針葉樹林などに生える。傘は直径5〜15センチで、丸形から平らに開く。柄の上部に鍔(つば)状の膜がある。全体が白色。猛毒で、中毒死の事例も多い。
どくせんしほん‐しゅぎ【独占資本主義】
独占資本・金融資本が国民経済を支配している資本主義の発展段階。19世紀末から20世紀初頭にかけて、先進資本主義諸国で生産と資本の集積・集中が進行して成立した。
とし‐どうめい【都市同盟】
12〜14世紀にかけて、中世ヨーロッパの諸都市が皇帝や封建諸侯の圧力に対抗して、自由と商業的利益を守るために結成した同盟。北イタリアのロンバルディア同盟、ドイツのライン都市同盟、ハンザ同盟など。
とし‐こっか【都市国家】
都市が政治的に独立し、自由市民を中心に一つの国家を形成したもの。アテネ・スパルタなど、古代ギリシャのポリスはその代表的なもの。また、ヨーロッパ中世末から近世にかけての自由都市をいう。
ドス‐ピラス【Dos Pilas】
グアテマラ北部、ペテン県南西部にあるマヤ文明の遺跡。サヤスチェの南西約15キロメートルに位置する。近隣のアグアテカとともに古典期後期に栄えた王朝の都が置かれた。マヤ文字が刻まれた建造物や石碑が残...