こくみんそうわ【国民挿話】
《原題、(スペイン)Episodios nacionales》ペレス=ガルドスによる一連の歴史小説群。1873年から1912年にかけて、断続的に全46巻を刊行。スペイン独立戦争から王政復古に至る...
こく‐そ【国訴】
江戸時代、農民の合法的な訴願闘争。主に畿内において、闘争の参加者が郡・国もしくはこれを越えた規模にまで拡大したものをいう。化政期(1804〜1830)以降、幕末にかけて頻発した。くにそ。
ごこ‐じゅうろっこく【五胡十六国】
中国で、4世紀初頭から5世紀初めにかけて、五胡と漢民族が華北に建てた16の国。また、その時代。
ご‐こう【五港】
幕末から明治時代にかけて、対外貿易の門戸として開かれた五つの港。横浜・神戸・長崎・新潟・函館の称。
こ‐くたに【古九谷】
江戸時代、明暦(1655〜1658)から元禄(1688〜1704)にかけて加賀国九谷で焼かれたとされる磁器。→九谷焼
こく・する【克する/剋する】
[動サ変][文]こく・す[サ変] 1 五行の運行で、相克する。また、二つのものが対立して互いに争う。「両性の相(あい)—・するような家庭は」〈藤村・新生〉 2 負かす。しのぐ。「良人を—・する腕...
ござらっしゃ・る【御座らっしゃる】
[動ラ五(四)]《動詞「ござる」の未然形に助動詞「しゃる」が付いてできた語》 1 「いる」「来る」「行く」の意の尊敬語。いらっしゃる。「四十以上の人は一人も—・らぬ」〈魯庵・社会百面相〉 2 (...
こ‐がらし【木枯らし/凩】
1 《木を吹き枯らすものの意》秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風。《季 冬》「海に出て—帰るところなし/誓子」 2 すりこぎをいう近世女性語。 [補説]「凩」は国字。 [補説]作品名別項...
こきんわかしゅうひょうしゃく【古今和歌集評釈】
金子元臣による古今和歌集の注釈書。明治34年(1901)から明治41年(1908)にかけて、全5巻を刊行。
こがらし‐いちごう【木枯らし一号】
晩秋から初冬にかけての時期、気圧配置が冬型になって初めて吹く木枯らし。 [補説]気象庁では、10月半ばから11月末の間に、初めて吹く毎秒8メートル以上の北寄りの風をいう。