にこ‐ぐさ【和草】
葉や茎の柔らかい草。一説に、ハコネシダの古名とも。多く序詞に用いられる。「葦垣の中の—にこよかに我(われ)と笑まして人に知らゆな」〈万・二七六二〉
にき‐はだ【和肌/柔膚】
柔らかな肌。やわはだ。にこはだ。「夫(つま)の命(みこと)のたたなづく—すらを剣大刀(つるぎたち)身に副(そ)へ寝ねば」〈万・一九四〉
にょ‐ほう【如法】
[名・形動] 1 仏語。仏の教法にかなっていること。 2 文字どおりであること。また、そのさま。「—の闇」 3 穏やかであること。柔和であること。また、そのさま。「—なる気もまる額、にこやかに」...
ナリカラ‐ようさい【ナリカラ要塞】
《Nariqala》ジョージアの首都トビリシにある要塞跡。旧市街を見下ろす高台に位置する。4世紀から5世紀頃に建造。その後も改築が繰り返されたが、19世紀に火薬庫が爆発して建物の大部分が失われ...
ナポリ‐おうきゅう【ナポリ王宮】
《Palazzo Reale di Napoli》イタリア南部、カンパニア州の都市ナポリにある宮殿。17世紀初頭、スペイン統治時代にフェリペ3世の居城として建築家ドメニコ=フォンタナの設計により...
な◦まし
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「まし」》 1 (多く上の仮定表現を受けて)きっと…していただろう。「白玉か何ぞと人の問ひし時露と答へて消え—◦ましものを」〈伊勢・六〉 2 (...
なに‐の【何の】
[連語]《代名詞「なに」+格助詞「の」》 1 何々の。なんとかいう。「—前司にこそは、などぞ必ずいらふる」〈枕・二五〉 2 どんな。いかなる。「—面目にてか、また都にも帰らむ」〈源・若紫〉 3 ...
なん‐ぎ【難技】
演じるのがむずかしいわざ。高い技術が必要とされるわざ。「愁嘆場の—で、劇中最高の見せ場とされる」「トリプルアクセルなどの—を無難にこなす」
な‐ぞ【何ぞ】
《「なにぞ」の音変化》 [副]《古くは「なそ」》どうして。なぜ。「—かう暑きにこの格子はおろされたる」〈源・空蝉〉 [連語] 1 何であるか。なにごとか。「こは—。あなもの狂ほしの物怖ぢや」...
なに‐ぞ【何ぞ】
[連語]「なんぞ」に同じ。「草の上におきたりける露を、かれは—、となむ男に問ひける」〈伊勢・六〉 [副]「なんぞ」に同じ。「かへる山—はありてあるかひは来てもとまらぬ名にこそありけれ」〈...