いっ‐しょう【一笑】
[名](スル) 1 ちょっと笑うこと。にっこりすること。「破顔—」 2 一つの笑いぐさにすること。また、笑うべきものとして問題にしないこと。「当人がうわさを—する」「—に付す」
ほほ‐え・む【微笑む/頰笑む】
[動マ五(四)] 1 声をたてずににっこり笑う。微笑する。ほおえむ。「—・んだ顔」 2 花のつぼみが少し開く。ほころびる。ほおえむ。「梅の花が—・みはじめる」
え‐わらい【笑笑ひ】
にっこりと笑うこと。また、声を立てて笑うこと。「こと所の局のやうに声たかく—などもせで、いとよし」〈枕・七六〉
えん‐ぜん【嫣然/艶然】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこりほほえむさま。美人が笑うさまについていう。「四分の羞(はじ)六分の笑(えみ)を含みて、—として灯光(あかり)の中(うち)に立つ姿を」〈蘆花・不如帰〉
えみ【笑み/咲み】
1 にっこりとすること。笑うこと。ほほえみ。微笑。「口もとに—がこぼれる」「満面に—を浮かべる」 2 つぼみが開くこと。花の咲くこと。また、果実が熟して割れること。「—栗」 3 鐙(あぶみ)の、...
かん‐ぜん【莞然】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこり笑うさま。莞爾(かんじ)。「フロレンス忽ち—として曰く」〈織田訳・花柳春話〉
えま◦す【笑ます】
[連語]《動詞「え(笑)む」の未然形+尊敬の助動詞「す」》ほほえまれる。にっこりとなさる。「己(おの)が命(を)を凡(おほ)にな思ひそ庭に立ち—◦すがからに駒に逢ふものを」〈万・三五三五〉
かん‐じ【莞爾】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこりと笑うさま。ほほえむさま。「—として笑う」
けが‐な【怪我な】
[連語](下に打消しの語を伴って用いる)間違っても。全然。けがにも。「—にっこりともせず」〈浄・女夫池〉
ほほ‐えみ【微笑み/頰笑み】
にっこりと笑うこと。また、その笑い。微笑。ほおえみ。「—をたたえる」