にひゃっかいき【二百回忌】
笙野頼子の短編小説。祖先が蘇り、生者と混じって祝宴を開くという二百回忌の様子を、マジックリアリズムと純文学の文体で表現する。平成6年(1994)刊行。同年、第7回三島由紀夫賞受賞。
ニヒリスティック【nihilistic】
[形動]虚無的。虚無主義的。ニヒル。「—な考え方」
ニヒリスト【nihilist】
1 ニヒリズムを信奉する人。虚無主義者。 2 19世紀後半の帝政ロシアにおける革命的民主主義者。また、その党派。虚無党。
ニヒリズム【nihilism】
虚無主義。 1 すべての事象の根底に虚無を見いだし、何物も真に存在せず、また認識もできないとする立場。 2 既存の価値体系や権威をすべて否定する思想や態度。ツルゲーネフ・ニーチェ・カミュなどに代...
ニヒル【(ラテン)nihil】
[形動] 1 虚無的。虚無主義的。ニヒリスティック。「—な思想」 2 冷たく醒めていて、暗い影のあるさま。「—な男」「—な笑い」
ニヒルとテロル
アナーキスト詩人・評論家の秋山清の著作。昭和43年(1968)刊行。辻潤、金子文子など、日本の反権力者たちの生と死、文学を通じ、真の自由について論じる。