ぬか【糠】
1 玄米などを精白する際に果皮・種皮などが破けて粉になったもの。こめぬか。飼料や漬物などに用いる。 2 「糠味噌(ぬかみそ)」の略。 3 接頭語的に用いて、ごく細かいこと、また、はかないこと、む...
ぬか【額】
1 ひたい。「黒がねの—はありとも帰りてエリスに何とかいわん」〈鴎外・舞姫〉 2 ぬかずくこと。礼拝。「暁の—など、いみじうあはれなり」〈枕・一一九〉
ぬ‐か
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連体形+係助詞「か」。上代語》(多く「も…ぬか」の形で)詠嘆の気持ちをこめた願望の意を表す。…ないかなあ。…てほしい。「ひさかたの天の川津に舟浮けて君待つ夜らは明...
ぬか‐あぶら【糠油】
糠からとった油。食用にするほか、石鹸(せっけん)の原料などに用いる。こめあぶら。
ぬか‐あめ【糠雨】
霧のような細かい雨。霧雨。こぬかあめ。
ぬか‐えび【糠蝦】
ヌマエビ科の甲殻類。川や沼の水草の間にすみ、体長3センチくらいで、黒褐色または青褐色。本州中部以北に分布。干しエビにする。
ぬか‐か【糠蚊】
双翅(そうし)目ヌカカ科の昆虫の総称。体長約1ミリ、黄褐色。他の昆虫から吸血したり花から蜜を吸ったりする種もあるが、人畜から吸血する種も多い。寒地や湿地に多く、薄明・薄暮に活動。めまとい。まくな...
ぬか‐がき【額繋】
馬具の一。馬の頭上にかけて轡(くつわ)を固定させるひも。
ぬかが‐は【額賀派】
自由民主党の派閥の一。平成研究会の平成21年(2009)から平成29年(2018)までの通称。同年、前会長の津島雄二が政界を引退し、額賀福志郎が継承した。→竹下派
ぬか‐がみ【額髪】
ひたいの上の髪。まえがみ。ひたいがみ。「肥人(こまひと)の—結へる染木綿(しめゆふ)の染(し)みにし心我忘れめや」〈万・二四九六〉