ぬき‐しあい【抜(き)試合】
柔道・剣道などの団体対抗試合で、同一人が引き分けるか負けるかするまで、何人とでも勝負を続ける方法。勝ち抜き試合。
ぬき‐じょう【抜(き)状】
近世、早飛脚(はやびきゃく)の行李(こうり)から特に急を要する書状を抜き取って、別に急飛脚を仕立てて昼夜の別なく送り届けたもの。また、その書状。
ぬき‐じろ【緯白】
横糸が白の織り色。狭義には、縦糸が紫、横糸が白のものをいう。
ぬき‐す【貫き簀】
丸く削った竹で編んだ簀(す)。たらいなどにかけて、水や湯を使うとき、手もとにかからないようにする道具。「女の手洗ふ所に—をうち遣(や)りて」〈伊勢・二七〉
ぬき‐ずり【抜(き)刷(り)】
[名](スル)印刷物の一部分を抜き出して、別に印刷すること。また、そのもの。別刷り。「紀要から論文を—する」
ぬき‐ぞめ【抜(き)染(め)】
⇒抜染(ばっせん)
ぬき‐た・る【貫き垂る】
[動ラ下二]玉などをつらぬき、垂れるようにする。「竹玉(たかたま)を間なく—・れ」〈万・四二〇〉
ぬき‐だ・す【抜(き)出す】
[動サ五(四)] 1 引き抜いて出す。取り出す。「財布からお金を—・す」 2 選び出す。「該当部分を—・す」 3 突き出す。「黯黒(くらやみ)の中からヌッと半身を—・して」〈二葉亭・浮雲〉
ぬき・つ【脱きつ】
[動タ下二]《「ぬ(脱)きう(棄)つ」の音変化》脱ぎ捨てる。「うけ沓(ぐつ)を—・つるごとく踏み脱きて」〈万・八〇〇〉
抜(ぬ)きつ抜(ぬ)かれつ
追い越したり、追い越されたりして、激しく先後を争うさま。「—のデッドヒート」